「減少止まらない漁獲量、過去最低を更新」という報道





減少止まらない漁獲量、過去最低を更新 サケなど3魚種で深刻な不漁

朝日新聞 DIGITAL 2024/05/31

漁獲量の減少が止まらない。農林水産省が31日に発表した漁業・養殖業生産統計(速報)によると、2023年の漁獲量(養殖を除く)は282万3400トンで、前年を4.3%下回った。特に深刻な不漁となっているのが、サンマ、スルメイカ、サケ類という。

能登半島地震の影響でとりまとめが遅れている石川県分を除いて集計しており、単純比較はできないが、漁獲量は過去最低を更新した。魚種別でみるとサンマ(2万6千トン)、スルメイカ(2万トン)、サケ類(6万トン)で深刻な不漁が続く。

20年前の03年と比べると、サンマとスルメイカは1割ほど、サケ類は2割程度の水準だ。3魚種はいずれも北海道や東北が主な産地となっている。