ガザ地区から数キロに位置するイスラエルの自然保護区で「6本足のガゼル」が見つかる

 


珍しい6本足のガゼル、イスラエルで発見

CBS NEWS 2024/04/10

Rare six-legged gazelle spotted in Israel

珍しい 6本足のマウンテンガゼルがイスラエルで発見された。

そのオスのガゼルには背中からもう一対の足が生えているが、野生動物の専門家たちは、このガゼルはうまく対処しているようだと述べている。

この発見はイスラエル軍の予備兵によって行われ、彼は 3月下旬、この奇妙な見た目の生き物を発見し、環境非営利団体であるイスラエル自然保護協会にその写真を送った。同団体によると、「背中に何か奇妙なものがある」という。

イスラエル自然保護協会の保護活動家アミール・バラバン氏は、CBSニュースと共有したニュースリリースの中で、6本足のガゼルは「複雑な産まれを生き延び、若い個体として生き残り、若い子鹿を危険にさらす多くの捕食者と戦い、成熟した一匹のガゼルとして生き残った」と述べた。

この自然保護区はイスラエル南部のネゲブ砂漠に位置し、戦争で荒廃したガザ地区からわずか数マイルのところにある。 自然保護協会はここを「特に最近の戦争中に、ネゲブ西部に残るイスラエルガゼルの最も重要な拠点の1つ」と呼んでいる場所だ。

「予想に反して、このガゼルは健康で丈夫で、前年の秋から 3頭のメスのガゼルと 1頭の子鹿を連れています。野原でメスを連れているところも目撃されており、背中にある余分な脚は彼にとって何の困難にもなっていないようです」とバラバン氏は言った。

自然保護協会は、ガゼルの余分な脚は器官増殖またはポリメリアと呼ばれる稀な遺伝疾患によるものであると考えた。

バラバン氏は、この動物の遺伝子異常は遺伝性である可能性が最も高いと述べた。 自然保護協会によると、この病気は牛、鳥、爬虫類で頻繁に発生しますが、中東のマウンテンガゼルでポリメリアが記録されたのはこれが初めての既知の例だ。

マウンテンガゼルはイスラエルでは野生種として保護されている。絶滅危惧種のガゼルは、野生でわずか約 5,000 頭しか残っていないものと推定されている。