中国本土で、金販売店が保管されている顧客の金を持って逃走する事例が続出。被害は80億円以上に

 

国際的な金(ゴールド)価格が、史上最高値を日々更新し続けている中でのニュースで、今後も世界的に同様の事例は増えるかもしれないですね。日本は大丈夫でしょうが…。

過去約50年の金価格の推移(史上最高値を更新中)

tradingeconomics.com


中国版「金泥棒」:多くの金店が閉店し、経営者は逃亡したと言われている

ntdtv.com 2024/03/27

中国版“黄金大劫案” 传多家金店关门 老板跑路

最近、中国で多くの金店が突然閉店し、店主が逃走、金店に保管されていた金が盗まれる事例があった。顧客による金の引き出しができなくなり、4億元(約 83億円)以上の損失が発生した。

本土メディアの報道によると、北京の双京 R&F プラザにあるチャイナゴールドのコンセプトストアと貴友ビルにある山東ゴールドが突然閉店し、ボスたちが「逃亡」したという。十数人の被害者は、店に保管していた金を買い戻すことができず、多額の損失を被ったと述べた。

被害者の郭さんは、チャイナ・ゴールド・コンセプト・ストアで合計約 350グラムの金を購入し、そこに保管していると述べた。「このブランド名のため、誰もがそこに行きますし、この店は 10年以上営業している店なのです」

「チャイナ・ゴールド投資金棒安心予約」保管プロジェクトの権利保護団体によると、複数の被害者が保管していた金の重さは 100グラムから 400グラムの範囲で、その一部が店に保管されていたという。 3年または 4年保管されているものもあったが、現在は引き出すことができない。

被害者たちによると、最も多いのは金に 1000万元(約 2億円)を投資したが回収されなかった人たちで、北京海淀経済調査の現在の統計によると、その金額は 4億元にも上るという。

被害者らは異口同音に「信頼」という言葉を挙げ、チャイナゴールドと山東ゴールドはどちらも大規模な国有企業であるため、敢えてこれらの金倉庫に数十万、さらには数百万もの金を保管していたと述べた。

報道によると、チャイナゴールド北京コンセプトストアの運営主体は北京三定源金宝宝飾有限公司であり、その責任者は拘束されたという。

山東ゴールドの関係者の一部も逮捕されている。