国際金価格が史上最高値を超える中、2023年の金の購入量上位10カ国

 


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金の国際価格「謎の値動き」で史上最高値 年内2300ドル予想も

産経新聞 2024/03/18

金の国際価格が3月に入り急上昇し、史上最高値を更新した。

急騰の直接的な要因は見当たらず、解説者泣かせの値動きとなっている。中長期的な視点では、トランプ前米大統領の大統領選共和党候補への指名と米中対立の激化が濃厚となるなど、地政学リスクが高まっている。「安全資産」とされる金はますます輝きを放ちそうだ。

 

究極の安全資産、ドルと逆相関

15日の米ニューヨーク市場で金の先物価格は続落し、1オンス=2161・5ドルで取引を終えた。11日に2188・6ドルの最高値をつけて以降、高水準が続く。

国や組織が発行しているわけではない金はデフォルト(債務不履行)懸念のない究極の安全資産と見なされている。基軸通貨ドルと逆相関の関係にあり、米国金利が上昇すると金価格は下がり、米国金利が下がると金価格は上がる傾向がある。

このため米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に影響する要人発言や経済指標が出ると金価格は動きやすい。ただ、最高値を更新した11日にかけては目立った材料はなかった。