米国全土の学校で「生徒の慢性的な欠席」が爆発的に増加

 

アメリカでは「障害を持つ16歳以上の労働者」の数が著しく増えているのですけれど、そういうのとも関係がある話ですかね。

2023年11月までの米国の障害を持つ16歳以上の労働者数の推移

nofia.net


慢性的な欠席が全国的に増加している。学校指導者たちはその理由に対処しようとしている

pbs.org 2024/01/17

Chronic absenteeism is up across the country. School leaders are trying to address why

長年教師を務め、高校の校長を務め、現在はウォレン郡 R-III 学校の教育長補佐を務めるブラッド・ロス氏は、生徒が学校に来ない理由を依然として理解しようと努めている。

「私たちが直面している最大の問題は、多くの生徒の欠席の理由が分からないことです。今年現在欠席している生徒の約 3分の 1は(欠席の理由が)確認されていません」

彼や全国の他の多くの学校指導者が心配しているのは、出席率がパンデミック以前の水準に戻っていないことだ。

連邦政府のデータによると、全米の生徒の約 29.7パーセント、約 1470万人が 2021~ 2022学年度に慢性的に欠席している。ジョンズ・ホプキンス大学と教育非営利団体アテンダンス・ワークスの分析によると、パンデミック前よりも、このカテゴリーに該当する学生が約 650万人増えたことがわかった。

今年、より多くのデータが明らかになったことで、この問題に対する懸念が高まっている。分析では、個人の出席状況の悪化に加えて、慢性的な欠席に対処する学校が増えていると指摘した。

最新の報告書によると、2021年から 2022年にかけて、登録生徒の 3分の 2が、慢性欠席が高度または極度に多い学校に通っていた。

連邦ガイドラインでは、学区は生徒の 90%が 90%出席することを目指すべきだとしている。2022- 23学年度の州データによると、ミズーリ州では約 76パーセントの生徒がこの基準を満たしていた。

これは、学生の 87.3%がこの出席目標を達成した 2019年と比べて 10パーセントポイント以上の減少だった。

ロス氏の学区では出席率が 2019年の 83%から 2022~ 23学年度には約 75%に低下したという。

セントルイス公立学校では、教育長のケイシャ・スカーレット博士が、学区の 1万6000人以上の生徒のうち半数近くが慢性的に欠席していると語った。