米国の債務が「20日間で800兆円以上増加」という異常

 


バイデンノミクス:国家債務がわずか20日間でさらに5兆ドル増加

schiffgold.com 2023/10/10

Bidenomics: National Debt Increases By Another Half-Trillion in Just 20 Days

たった二十日…。バイデン政権が国の借金をさらに5.5兆ドル(約81兆円)増やすのにかかった時間だ。

9月15日に、債務は静かに膨れ上がり、33兆ドル(約 4900兆円)を超えた。10月5日には 33兆5000億ドルを超えた。

バイデンと議会の自発的な共犯者たちは、国家債務を 32兆ドルから 33兆ドルに増やすのにわずか 3か月しかかからなかった。

33兆5000億ドル。

これは想像を絶する金額だ。

もうひとつの観点から見ると、GDPで測定した米国経済の総生産はわずか 25兆4,600億ドル(約 3800兆円)だった。つまり、国家債務をカバーするには米国経済が 33.5%成長する必要があるということだ。

米国の国家債務は 33兆ドルで、中国、日本、ドイツ、英国の経済総額を合わせたよりも大きい。

別の見方をすると、10月10日の時点で、すべての米国国民は借金を返済するために 9万9,839ドルの小切手を切らなければならず、すべての米国納税者は 25万8,257ドル(約 3800万円)を支払わなければならないことになる。

6月以降、債務がこれほど急速に増加した理由の1つは、財務省が債務上限闘争中に枯渇した手元資金の再構築を続けていることにある。しかし、連邦政府が多額の資金を費やしすぎているという事実は変わらない。

この容赦ない債務の増加は、経済が好調と思われるときに起こっている。通常、経済が好調であれば税収も増加し、赤字は縮小する。しかし、実際には強い経済ではない。それは借金の上に建てられた砂上の楼閣だ。財政刺激策がそれを下支えしている。

これは、この右肩上がりの国家債務に終わりが見えないことを意味する。