「アメリカ政府閉鎖なら700万人の食糧給付が危機に」という報道

10年前の政府閉鎖では、NOAA や NASA のウェブサイトも全部シャットダウンしました。以下は、2013年10月1日に政府閉鎖した時の米国政府の公式ウェブサイトです。

今回も、10月1日から政府閉鎖になることは避けられなさそうですが、10年前とはいろいろと状況が違いますし、どういう影響となりますかね。


米政府閉鎖なら700万人の食糧給付危うく、バイデン氏・高官が警告

ロイター 2023/09/26

バイデン米大統領とビルサック米農務長官は25日、連邦議会が期限までにつなぎ予算案を可決できず政府機関が一部閉鎖されれば、約700万人の低所得層への食糧給付が危うくなるなど広範囲に影響が及ぶと警告した。

バイデン氏は食糧給付、危険廃棄物処理場の検査、公正住宅法の執行などに影響が出て黒人社会が苦しむことになると述べた。

共和党のマッカーシー下院議長と数カ月前に歳出規模について合意したことに言及し「われわれは合意し握手した。下院共和党のごく一部の強硬派がその取り決めを守ろうとせず、国民全てがその代償を払うことになるかもしれない」指摘した。

マッカーシー氏と話したかとの問いに「していない」と答え、いつ話すのかと聞かれた際には首を横に振った。

ビルサック長官は先に記者団に対し、女性や子ども向け特別補助栄養プログラム(WICプログラム)対象者の「大多数」向けの給付が政府閉鎖直後から数週間で減額される可能性があると述べていた。

農務省によると、国内の新生児の半数近くがWICに依存している

別の給付プログラムである補足栄養補助プログラム(SNAP)は10月中は通常通り継続されるが、その後は影響を受ける可能性があるという。

ビルサック長官はまた、農業サービス機関も収穫期の農家への融資を停止し、農村部では新規住宅購入者が融資を受けられなくなると述べた。5万人以上の農務省職員が一時帰休となり、給与を受け取れなくなるという。