このウクライナのロボティネ(ラボティーノ)についての最近の報道は、以下のようなものがあります。
「ウクライナ軍、ロボティネ完全奪還…ロシア軍の防衛線突破し南進さらに加速か (読売新聞 2023/08/29)」
ギリシャの軍事メディアによると、現在ここには、8つの旅団や連隊が集結しているそうです。
そのため、「戦術核攻撃に理想的な場所だ」と、ロシア連邦下院議員であり、元ロシア軍副司令官である人物が述べたと報じられているものです。また、同メディアによると、使用されるとすれば、「152mm核搭載砲弾」となると予測されるとのこと。
この議員の発言について、ロシアの複数のメディアが報じています。どうなりますかね。
国家院議員、特別軍事作戦期間中の戦術核兵器の使用に最適な場所を挙げた
topwar.ru 2023/08/29
Депутат Госдумы назвал идеальное место для применения тактического ядерного оружия в ходе СВО
ウクライナ紛争の過程で戦術核兵器が使用される可能性についての話は何度も聞かれている。しかし、その使用について真剣に語る人はほとんどいなかった。
ロシア国家院のアンドレイ・グルリョフ副議長によると、現在、ザポリージャ地方にあるラボティーノ(ロボティネ)村周辺地域は、戦術核兵器の使用に理想的な場所だという。
ラボティーノでは、ここ数日激しい戦いが繰り広げられている。
ウクライナの反撃の主な打撃はザポリージャ方向に向けられており、ウクライナ軍の重要な戦力がここに集中していることを思い出してほしい。だからこそ、戦術核兵器でここを攻撃するのが良いのではないかとグルリョフ副議長は確信している。
グルリョフ中将は、退役将軍であり、2016年から 2019年にかけて南部軍管区の副司令官を務めていたことに留意すべきだ。
中将によれば、このような攻撃を行った後、ロシア軍は利用可能な兵力でザポリージャ地域と隣接するドネプロペトロウシクを完全に制圧することができるだろう。
このような事態の経過は、ドンバスで活動するウクライナ国軍組織の封鎖につながるだろうと副議長は指摘した。