ロシアがウクライナ・オデッサの穀物貯蔵庫をミサイル攻撃

 

(参考記事) ラボバンクのアナリストが「今年世界は小麦不足に直面する可能性がある」と警告
地球の記録 2023年7月21日


ロシアのミサイルがウクライナのオデッサ地域の穀物ターミナルを攻撃、2人が負傷

bnn.network 2023/07/21

Russian Missiles Strike Grain Terminals in Ukraine’s Odessa Region, Injuring Two People


2023年7月20日、ウクライナのオデッサで、ロシアのウクライナ攻撃のさなか、ロシアのミサイル攻撃で大きな被害を受けた管理棟の現場で働く消防士。

 

ロシアのミサイルがウクライナのオデッサ地域にある農業企業の穀物ターミナルを攻撃し、2人が負傷したと同地域知事が 7月21日に報告した。

「残念なことに、オデッサ地域の農業企業の穀物ターミナルが影響を受けた。敵は 100トンのエンドウ豆と 20トンの大麦を破壊した」と、知事はテレグラムのメッセンジャーに書いた。

この攻撃はここ数週間におけるロシアのウクライナに対する最も強力な攻撃の一つであり、国際的な非難を集め、世界の穀物市場に対する懸念を引き起こした。

ロシア、港湾インフラと穀物倉庫を標的に

ウクライナ軍事筋によると、ロシアはオデッサの港湾インフラに対し、オニキスや空母向けの Kh-22 など様々な種類のミサイルを使用した。

「攻撃は穀物ターミナルと石油ターミナルを直撃し、タンクと積み込み設備が損傷し、火災が発生した。関連するすべての機関が影響を排除するために取り組んでいる」と、ウクライナ南部軍司令部は報告した。

オデッサは黒海の主要な交通拠点であり、世界最大の穀物生産国の一つであるウクライナからの主要な穀物輸出国の一つだ。

ロシアは、イランのシャヘド無人機でキエフへの攻撃も行ったが、同市軍事政権によると、無人機はすべて防空網で迎撃され、死傷者は出なかった。