タイでのデング熱の症例が急増。患者数は昨年比380%に

 

海外旅行なども行く人も言えていますが、お気をつけ下さいね (基本的には気をつけようがないですが)。

なお、このタイの報道には、症状がある場合、NSAIDs (イブプロフェンとかアスピリンなど)を自主判断で服用しないようにとあります。消化管内で出血を引き起こす可能性があり、事態を悪化させるようです。


デング出血熱、190万人以上急増 17名が死亡 深刻な流行傾向

thansettakij.com 2023/06/20

โรคไข้เลือดออกป่วยพุ่งกว่า1.9หมื่น เสียชีวิต17ราย แนวโน้มระบาดหนัก

アヌチャ・ブラパチャイシリ首相政務担当事務次長は、タイ疾病管理省によるタイ国内のデング熱の状況を明らかにした。 1月1日から6月7日までの報告では、19,503人の感染者と 17人の死亡者が判明した。

疾病管理省は、デング熱が蔓延する年のサイクルに従うと、2023年には再び流行が再発すると予測している。また、この時期のデング熱の状況では、患者数が多くなる傾向にある。

この時期はタイの多くの地域で雨が降るため、さまざまな容器内の水が蚊の温床となりやすい。

疾病管理省の最新報告書によると。2023年のデング熱患者数は 2022年の 3.8倍だった。

罹患率が最も高かった年齢層は 5~ 14歳で、次に 15~ 24歳だった。

死亡した患者の危険因子は次のとおりだ。

・入院が遅かった
・肥満
・NSAIDs (解熱鎮痛剤)を服用していた
・基礎疾患がある

特に先天性疾患のある人、肥満の人、高齢者、5歳以下の子供たちは蚊に刺されないようにする注意する必要がある。

また、高熱、頭痛、筋肉痛、目の痛み、体幹や四肢の出血斑がある場合、自分で薬を購入して服用しないでほしい。特にイブプロフェン、ジクロフェナク、アスピリンなどの解熱薬(NSAIDs)を自主判断で服用してはいけない。

これらの一連の薬剤は、消化管内で出血を引き起こし、治療が困難となる危険性がある。

発熱がある場合は、すぐに医師の診察を受ける必要がある。