中国の旅行者数と小売売上高が過去最大級の伸び幅

 


中国が「戻った」:小売売上高が 20%急増し、メーデー休暇の初日に記録的な 1,970万回の鉄道旅行が行われた

zerohedge.com 2023/05/02

China Is Back: Record 19.7 Million Railway Trips Made On First Day Of May Day Holiday As Retail Sales Soar 20%

中国で「ゼロコロナ政策」の悪夢は忘れ去られており、長く苦しんできた中国の人々はついに自宅の封鎖の灰から抜け出し、これまで以上に旅行することで自由を祝っている。

中国鉄道グループによると、3年間におよぶ Covid-19 による規制が終了した後、住民が旅行や消費を急いだため、5日間の労働者の日休暇の初日に、中国の観光と消費者活動が急激に増加した。

ブルームバーグは、4月29日には、中国全土で約 1,970万回の鉄道旅行が行われ、 1日としては過去最高を記録したと報じた。

これはほんの始まりに過ぎない。鉄道会社は、長期休暇期間中に交通量が記録的な 1億 2000万人の乗客に急増すると予想しており、パンデミックが発生する前の 2019年の同時期から 20%増加する見込みだ。

一方、中国経済の回復が見られないと言われることが多いが、中国当局が引用した商務省のデータによると、4月29日は買い物客が押し寄せたことで、主要な小売およびケータリング企業の売上高も、記録的な増加を示し、前年比で 21%増加した。

主要な食品チェーンの収益は 37%増加し、衣料品の売上は 21%増加し、ジュエリー、タバコ、アルコールの売上はすべて 17%増加した。

結論として、中国人たちは旅行だけでなく、支出も行っており、長い間待ち望まれていた景気回復が猛烈な勢いで直撃しようとしている。

ブルームバーグによると、当局が 12月に Covid-19の規制を撤廃した後、多くの住民がパンデミック以来初めて旅行に出かけており、消費と国内観光の急速な回復に拍車をかけている。

鉄道輸送の急増はなぜか? 多くの若い観光客たちが低コストで価値のある体験を選択しており、予想外の目的地が新しいホットスポットになっているからだ。

パンデミック中に最も厳しい旅行制限が課された北京では、4月29日に市内の鉄道駅を出入りする 140万人を超える旅行が行われた。北京市運輸委員会によると、2022年からは 1,485%、2019 年からは 27%の急増だった。

北京を発着するフライトは、乗客数が 2022年から 1,594%、2019 年から 14%急増した。