[米国は内戦への「古典的な道」を歩んでいるようだ]というブルームバーグ報道

 


米国は内戦への「古典的な道」を歩んでいるようだ-ダリオ氏が警鐘

ブルームバーグ 2022/02/04

巨額の赤字や大きな税負担、インフレ、政治の二極化を招いている富と価値観の分断という危険な組み合わせの中で、米国は「何らかの形」の内戦に向けて「古典的な道」を歩んでいるようだ-。世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏が3日、こう警告した。

同氏は「この内戦のダイナミクスに直面している超大国に挑む上で、外国が十分な強さを持ちつつあると同じ時期にそれが起きれば、特にリスクの高い時代となる」とソーシャルメディアのリンクトインに投稿。「それはわれわれが今いるこの時代だと思う」と付け加えた。

ダリオ氏は左派も右派も「あらゆる犠牲を払って勝とうと争っている」ため、穏健さと妥協する能力が失われていると分析。公の場での「真実の喪失」で一部の人々は公職に立候補したり発言したりすること「恐れる」ようになっているとも指摘した。

その上で、「こうした分断され敵対的な意思決定を生み出し、それが非効率かつ無秩序で、悪い結果と革命につながることが民主主義にとって最大のリスクだと歴史が示している」と論じた。