メモリ価格の高騰は、少なくとも「2030年」まで続く模様

これは、ホルムズ海峡の閉鎖による影響を織り込んでいない数字ですので、場合によっては、極端に需給が悪化する時期がありそうです。





RAM不足は今が最悪だと思っている? 実際には事態は悪化の一途を辿っている

gizmodo.com 2026/03/19

Think the RAM Crisis Is Bad Now? It Just Keeps Getting Worse

2030年まで価格緩和が見込まれないため、パソコンやスマートフォンの価格は上昇し続けるだろう。

AIバブルが崩壊し、計画されていたデータセンタープロジェクトがすべて白紙に戻らない限り、メモリ価格の高騰は当分解消されないだろう。

メモリ製造能力を持つ大手半導体企業 3社のうち 1社は、少なくとも今後 4年間は消費者の需要をすべて満たすことはできないと考えている。

DRAM と NAND メモリ市場は、マイクロン、サムスン、SKハイニックスの 3大企業が支配している。

SKハイニックスは、グローバル複合企業である SKグループ傘下にある。韓国に拠点を置くこの RAM メーカーの会長、チェ・テウォン氏はブルームバーグに対し、同社はメモリ製造能力を拡大していると語った。しかし残念ながら、需要を満たすことができるのは2030年「頃」になる見込みだ。

メモリ不足の原因は、AIブームにある。OpenAIのマルチステート型 Stargate プロジェクトのような大規模な AI データセンタープロジェクトでは、高帯域幅メモリに対する需要が非常に高い。

半導体企業はこうしたハイエンドメモリチップで莫大な利益を上げており、その結果、一般消費者向け DRAM や SSD ストレージの生産能力が縮小している。

Valve 社のような大手企業でさえ、Steam Machine 用の手頃な価格の RAM の調達に苦労している。同社のスタッフの一人は、GDC 2026で 業界関係者に対し、「もし大量の RAM の仕入れ先があれば、ぜひ購入したい」と冗談交じりに語ったという。