1000回を超えたのが 2日前の 7月3日でしたので、2日間で 300回ほどの有感地震が起きていることになります。
トカラ頻発地震、宝島観測点で地殻変動 地震調査委「数日で数センチ動く…非常に珍しい現象」 5日朝に再び震度5強、累計1300回超す
南日本新聞 2025/07/05
頻発地震が始まった6月21日から、7月5日午前10時までに発生した地震の震央分布図(気象庁ホームページより)。右上が悪石島、左下が宝島
5日午前6時29分ごろ、鹿児島県十島村悪石島で震度5強の地震があった。気象庁によると震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは約20キロ。地震の規模はマグニチュード5.3と推定される。村によると、けが人や建物などへの被害はない。
5日はこのほか、午前10時時点で震度4を2回、震度3を5回、震度2を20回、震度1を35回観測。6月21日からの累計は1324回となった。
震度5強の地震では、奄美市で震度3、瀬戸内町、喜界町で震度2、龍郷町、大和村、宇検村で震度1を観測した。
鹿児島県十島村悪石島で震度6弱の地震が発生したことを受け、政府の地震調査委員会は4日、臨時会合を開いた。トカラ列島近海の地震活動は、活発な期間と落ち着いた期間を繰り返しながら続くことが多く、「活動の終わりの時期を特定するのが難しい」と長期化への懸念を示した。
悪石島から宝島にかけては火山列の延長線上に位置しており、「火山地域の過去の地震活動では、最大規模の地震と同程度の規模の地震が続いて発生しやすい特徴がある」と指摘した。
地震調査委によると、最大規模だった2日のマグニチュード5.6の発生前までに、宝島観測点で東北東方向に約2センチ、発生前後に南方向に約4センチの地殻変動があった。
平田直委員長(東京大名誉教授)は「数日で数センチ動くのは非常に珍しい現象」とする一方、地震活動との関連は「データが限られ予想できない」と話した。