トランプ氏、ロシアとウクライナに「30日間の無条件停戦」を要求…「順守しなければさらなる制裁」





トランプ大統領、ウクライナで「無条件停戦」を要求

RT 2025/05/09

Trump calls for ‘unconditional ceasefire’ in Ukraine

ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアが一方的に宣言した 72時間の戦勝記念日の停戦の中で、木曜日 (5月8日)のウラジミール・ゼレンスキー大統領との電話会談後、ロシアとウクライナがすぐに 1か月間の停戦に合意することを期待していると述べた。

モスクワの国防省によると、ロシア軍は木曜日の深夜から敵対行為を停止し、以前占領していた陣地に留まり、ウクライナによる侵害への「報復措置」のみをとった。

同国防省によると、ウクライナ軍は少なくとも 488回の攻撃を遂行し、ロシアのクルスク地域への侵攻を 2回試みたと伝えられている。

ウクライナがロシア領土への無人機攻撃を激化させる中、ロシアの和平提案を「操作」だと一蹴していたゼレンスキー大統領は、同日遅くにトランプ大統領と電話会談を行った。

電話会談後、大統領は「ウクライナは今日、この瞬間から完全な停戦の準備ができている」と主張したが、停戦は少なくとも 30日間継続すべきだと主張した。

「ロシア・ウクライナとの協議は継続中だ」とトランプ大統領は電話会談後、トゥルース・ソーシャルへの投稿で述べた。

トランプ大統領は、停戦が合意されても「尊重されない場合、米国とそのパートナーはさらなる制裁を課す」と警告した。

ロシアは、ウクライナとの交渉をいかなる前提条件なしに開始する用意があることを繰り返し表明してきた。3月には、米国の仲介により、エネルギーインフラへの攻撃停止に重点を置いた 30日間の部分停戦に合意した。しかし、ロシア軍によると、ウクライナは何度も停戦に違反したという。

ウラジーミル・プーチン大統領は先週の停戦発表で、これはソ連のナチス・ドイツに対する勝利 80周年を記念する人道的行為であり、 「キエフとの無条件の直接交渉の開始」のきっかけにもなり得ると述べた。

トランプ大統領は木曜日、より長期の「無条件停戦」を求めるとともに 、停戦は「最終的には和平合意に向けたものでなければならない」と強調し、ロシアとウクライナの間の「永続的な」平和を確保するとの決意を改めて表明した。