イスラエルのガザ戦争の再開に対して、エルサレムで大規模な抗議市民デモが発生





ガザ戦争を再開する中、エルサレムで大規模な抗議デモ

Time of Israel 2025/03/19

Major protests in Jerusalem as Netanyahu seeks to fire Shin Bet chief, renews Gaza war

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数万人のデモ参加者が 3月19日の朝、エルサレムに集結し、治安・司法当局の要人解任や司法に対する政治権力の強化を狙った極めて物議を醸す法案更新の動き、そしてガザ停戦の崩壊に抗議し、ベンヤミン・ネタニヤフ首相とその政府に対する新たな怒りを爆発させた。

19日の集会と夜まで続いた抗議活動で少なくとも 12人の抗議者が逮捕され、警察はデモ隊と衝突し、群衆を解散させるために放水砲を使用した。

この大規模な抗議活動は、政府がここ数カ月、ネタニヤフ首相と右派連合の怒りを買っているロネン・バール諜報機関長官とガリ・バハラヴ・ミアラ検事総長の解任を求めている中で起きた。

2人の解雇準備に対する怒りと、ガザでの戦闘再開により残りの人質の運命が不透明になったことが相まって、反政府抗議活動への勢いと支持がさらに高まった。

午前中、イスラエル国旗と黄色い旗を振りながら抗議する人々がエルサレムの西郊モツァから出発する中、警察は首都に通じる主要幹線道路を交通封鎖した。

「救うべき人が誰もいなくなる前に、国がなくなる前に、この狂気を終わらせる時が来た」と抗議活動のリーダー、シクマ・ブレスラー氏は市内に入る前に群衆に語った。

抗議者たちは正午ごろクネセト(国会議事堂)の外に集まり、その後エルサレムのレハビア地区のアッザ通りにあるネタニヤフ首相の自宅に向かった。

デモ行進を先導する活動家らは「破壊的な政府はもうたくさんだ」と書かれた大きな横断幕を掲げ、大勢の群衆がベン・ズヴィ大通りを進んでいったが、警察もこの通りを交通規制した。

抗議活動は夜遅くまで続き、デモ参加者はアッザ通りで焚き火を焚き、警察と衝突した。

通りからの映像には、民主党のギラド・カリフ議員が警官に力ずくで押しのけられる様子が映っており、左派野党はこれを「一線を越えた」と非難し、「これが独裁政権の姿だ」とツイッターで述べた。

「これは法執行ではない。民主主義の踏みにじりだ。我々は黙らないし、屈服もしない」

民主党のヤイール・ゴラン党首は X への投稿で、ネタニヤフ政権が暴力を煽動していると非難し、この事件を「テロ攻撃」と呼び、「愛国的な抗議者に対する暴力は、イスラエル政府から直接発せられた憎悪、嘘、煽動の直接的な結果である」と主張した。