ティーバッグには100億個単位のマイクロプラスチックとナノプラスチックが含まれている





ティーバッグはマイクロプラスチックを排出し、腸の細胞がそれを吸収する:研究

Epoch Times 2025/01/23

Tea Bags Shed Microplastics, Gut Cells Absorb Them: Study

科学者たちは、ティーバッグには何百万ものマイクロプラスチックとナノプラスチック(MNPL)が含まれており、お茶を飲むたびに体内に入り込む可能性があることを発見した。

研究により、一部のプラスチックは消化器系の細胞に吸収されやすく、DNA に損傷を与える可能性があることがわかっている。表面が不規則なティーバッグは、より多くのマイクロプラスチック粒子を放出する可能性がある。

2024年11月発行の学術誌 Chemosphere 誌に掲載された研究では、ナイロン、ポリプロピレン、セルロースから作られた3種類の市販のティーバッグが調査された。

研究者たちは、ティーバッグを水に浸してかき混ぜるという、一般的なお茶の使用法をシミュレートした。

その結果、3種類のティーバッグ素材すべてが、お茶を淹れるシミュレーション中に微粒子を放出し、ポリプロピレン(PP)からの放出が最も多く、ナイロンからの放出が最も少ないことがわかった。

お茶は世界で 2番目に多く消費されている飲料で、抽出温度で浸されたプラスチックのティーバッグ 1個あたり、約 116億個のマイクロプラスチックと 31億個のナノプラスチックが放出される。

比較のために、2024年の研究では、ボトル入りの水には 1リットルあたり平均 24万個の粒子が含まれており、そのほとんどがナノプラスチックであることがわかった。

伝統的な形のティーバッグ(四角、クラシック、丸)のほとんどはセルロース繊維で作られており、紙のような見た目と手触りだ。

これらのティーバッグは、「生分解性」または「植物由来の素材」で作られていると宣伝されることがよくある。ただし、新しいバージョンの多くには、縁を熱シールするためにポリプロピレンが含まれており、生分解性に影響を与えている。

専門家は、お茶を飲む人に、天然素材を使った製品に切り替えるか、茶葉を使ったものを検討することを勧めている。ティーバッグの代わりとしては、金属製のティーボールに茶葉を入れたり、フレンチプレスを使ったりする方法がある。