タイの寺院で燃料不足により火葬が中止に。住職は「50年以上もの間、こんなことは見たことがない」と述べる

少し前の記事で書きました(記事)、インドで燃料不足のために火葬が中止されたことにもふれています。





イラン戦争による石油不足で火葬が停止:「こんなことは見たことがない」

NY Post 2026/03/17

Cremations halted over oil shortage from the Iran war: ‘Never seen anything like this’

イラン戦争によって引き起こされた石油不足は、死者にも影響を及ぼしている。

報道によると、進行中の紛争によって引き起こされた燃料不足の悪化により、仏教徒やヒンドゥー教徒が多数を占めるいくつかの国の一部で、ガス火葬が停止されている

インドのマハラシュトラ州最大の火葬場は、燃料不足のため、ガス火葬を一時的にすべて停止せざるを得なくなったと、インディア・ナウ紙は報じた。

プネ市にあるヴァイクント・ダムは、神聖な葬儀を行うために 3基のガス火葬炉に頼っている。

同施設は、今後は電気と木材を使った火葬に頼ると述べた。

現在、同施設にはあと2件の火葬を行うのに十分な液化石油ガスしかなく、1日平均 20件から大幅に減少している。

一方、タイのチャチューンサオ県にある仏教寺院ワット・サマン・ラッタナラムは、宗教儀式を行うために必要なディーゼル燃料の確保に奔走する中で、まもなく儀式を中止せざるを得なくなるかもしれないと警告した。

50年以上もの間、こんなことは見たことがない」と、同寺院の住職プラ・ラチャチラプラチャナートは火曜日 (3月17日)にブルームバーグに語った。

そして、「これは我々だけの問題ではない。多くの寺院が同じ問題に直面している」と述べた。

バンコクの東 50マイルに位置する同寺院は、火曜日の時点で燃料が約 53ガロンしか残っておらず、火葬 2回分しか残っていない。

イランとの戦争の激化により、世界各地でエネルギーのトリアージ (配給先の選別)が行われており、各国政府は供給が減少する中で、需要を削減するか、コスト増を吸収するかを決定せざるを得なくなっている。

アジアは輸入燃料に大きく依存しており、その多くが現在封鎖されているホルムズ海峡を経由して輸送されているため、最も大きな打撃を受けている地域の一つとなっている。

地域各国の政府は、石油埋蔵量の集計、省エネルギー、供給確保のための競争、価格抑制策など、対応に追われている。

また、各家庭、企業、政府機関に対し、電力使用量の削減を強く求めている。