花粉症の「舌下免疫療法」ってのは IgG4抗体を誘導する療法なんですね

舌下免疫療法ってのは、そりゃまあ…花粉症には、単に症状を収めるのには効果的なのかもしれないですが(よくは知らないですが)、IgG4 は一度誘導されると永続するものですので、のちのち他の作用として大丈夫なんですかね。

もちろん、たとえばワクチンによる IgG4 の誘導と、花粉の IgG4 の誘導には何の関係ないのかもしれないですが。

難しい話です。

IgG4 の「マイナスとプラスの役割」について以下の最近の記事で、素人見解ながら記しています。

部屋とYシャツとIgG4
In Deep 2024年12月23日

以下は、舌下免疫療法についての耳鼻咽喉科の医院のウェブサイトからの抜粋です。





舌下免疫療法を行うことができます

fujisaki-med.com 2019/10/26

スギによる花粉症、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎は根治療法を行うことができます。

内服治療、点鼻薬治療は対症療法であり、症状を抑えることを目的に行っております。

根治療法としては花粉症やアレルギー性鼻炎を治す治療であり、免疫療法と呼ばれており、近年舌下免疫療法が主体で行われております。

免疫療法とはスギやダニの抗原エキスを少しずつ体内に入れることで、少しずつ慣らしていくといったものです。

舌下免疫療法は舌下部に錠剤を1分間保持した後飲み込むといったことを毎日行います。

期間は少なくとも3年、できれば5年治療を続ける必要があります。

病態としてはIgG4といったアレルギーを抑制する抗体が増加することによりアレルギー症状を抑制するといわれており、3年で花粉症の症状(鼻閉、くしゃみ、鼻水や目のかゆみ)は改善するといわれておりますが、IgG4は5年間舌下免疫療法を行ったほうが、上昇するといわれております。そのため舌下免疫療法は3年~5年の通院が必要になります。

最初の1週間は少ない量の導入量を摂取して、その後は維持量として同量を続けていきます。最初のうちはアナフィラキシーショック(アレルギー反応)が出た時の対応やうまく錠剤を舌下部に保持できているかを確認する必要があるため、当院では大手前病院にて舌下免疫療法の導入をお願いしております。

導入が終われば、当院にて1か月毎に受診していただき、状態を確認し、処方を継続していく様になります。