第二次大戦の頃は、日本を含むほとんどの国で「敵前逃亡」は銃殺刑という軍法がありました。今はどの国でもそういう軍法はないようです。
ウクライナ軍の大量脱走が前線での「重大な問題」となっている
rmx.new 2024/12/02
Mass desertions from Ukrainian army, ‘critical problem’ on the frontlines
![](https://nofia.net/wp-content/uploads/2024/12/AP23274316281204.jpg)
ウクライナ検察庁によると、2022年2月のロシアの侵攻以来、10万人以上の兵士が脱走したとポーランドのニュースメディア Do Rceczy が報じている。
2024年の脱走者数は 2022年と 2023年を合わせた数の 2倍に達しているが、この数字はもっと高くなる可能性がある。軍事事情に詳しいある当局者は、脱走者数は 20万人に達する可能性があると推定している。
この前線は特に脱走兵のせいで被害を受けており、そのほとんどは最近入隊したばかりの兵士たちだ。9月にウクライナ軍は前線で 4,000人の兵士が不足していると報告したが、そのほとんどは死亡、負傷、脱走によるものだった。
「最悪なのは、戦闘中に彼らが戦闘陣地を離れ、そのために仲間が死ぬことだ。小規模または大規模な部隊が逃げる場面が何度かあった。彼らは側面を露出させ、敵は側面にやって来て戦友を殺した。陣地に立っていた者たちは近くに誰もいないことを知らなかったからだ」とウクライナ軍司令官の一人は語った。
こうして、10月の数週間のうちに、ウクライナが 2年間防衛してきた小さな都市ヴフレダルが失われた。
「この問題は重大だ。戦争は 3年目だが、この問題は悪化するばかりだ」とキエフを拠点とする軍事アナリスト、オレクサンドル・コワレンコ氏は語った。
ポーランド当局者も、ウクライナ人も毎月 12人ずつポーランドの訓練センターから逃げ出していると語った。
脱走兵たちは、軍の根深い問題とウクライナの戦争のやり方を露呈させている。こうした問題が、動員の不備や前線部隊の過剰負担など、これほど多くの兵士が脱走する原因となっている。
その一方で、米国はウクライナに対し、より多くの兵士を徴兵し、18歳から徴兵を認めるよう求めている。※ 参考記事