UAE最大製油所が無人機攻撃受け周辺火災で操業停止





UAE最大製油所が停止 無人機攻撃受け周辺火災

日本経済新聞 2026/03/11

米ブルームバーグ通信などは10日、世界有数の規模を誇り、アラブ首長国連邦(UAE)では最大のルワイス製油所が操業を停止したと報じた。イランの無人機攻撃を受け、周辺施設で火災が起きたための予防措置だという。UAEでは11日、ドバイ国際空港近郊に無人機2機が落ち、当局によると4人が負傷した。

ルワイス製油所はUAE西部にあり、生産量は日量約92万バレル。国営企業が運営し、周辺は化学工場やガスプラントが並ぶ工業地帯になっている。湾岸諸国ではイランからの攻撃によりエネルギー関連施設の被害が相次いでおり、原油市場などに影響する恐れがある。

ドバイ当局によると、空港近郊で負傷したのはガーナ人2人の他、バングラデシュ人とインド人。航空便の運航への影響はなかったとしている。

イランは11日、UAE以外の湾岸諸国にも攻撃を続けた。サウジアラビア国防省は、自国南東部の油田に向かっていた無人機2機を迎撃したと発表。中東メディアによると、イランと米国の核協議の仲介国オマーンにも無人機攻撃があり、オマーン政府が非難した。カタールとクウェートも飛来したミサイルや無人機をそれぞれ迎撃した。