ベネズエラの極貧率が76.6%に上昇

 


ベネズエラ極貧率、76.6%に上昇 コロナ禍と失業で無気力蔓延

ロイター 2021/09/30

ベネズエラで29日発表された2020/21年の「生活状況に関する全国調査」で、同国人口の4分の3前後が極貧状態にあることが分かった。同国では、ハイパーインフレによる経済崩壊が7年にわたり続いている。

調査は、アンドレス・ベロ・カトリック大学の研究者らが実施。それによると、人口約2800万人に占める極貧者の割合は76.6%で、昨年の67.7%から上昇した。

調査リポートは背景として、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と、慢性的な燃料不足を挙げている。調査では、回答者の少なくとも20%が車にガソリンを入れられないと回答、雇用の主要な阻害要因となっている。

調査に協力した社会学者、ペドロ・ルイス・エスパナ氏は、この調査は2014年に、公式データが発表されていないことを補完するため開始されたと説明した