韓国税関、過剰な発ガン性物質を含む中国製の子供向け製品約40点を検出
ntdtv.com 2024/05/01
韩国海关检出中国近40款儿童产品致癌物超标
韓国関税庁は、中国の国境を越えて販売されている海外の超格安の子供用品 252点を検査した結果、次のような通知を出した。
電子商取引の商品では、38の製品に法定制限を超える発ガン物質が含まれていることが判明し、その中には発ガン物質であるカドミウムが法定制限の 3,000 倍以上含まれていた製品も含まれていた。
韓国関税庁が発行した通知によると、今回税関は中国からの子供向け製品合計 38点から発ガン性物質を検出し、これはこのバッチの検査済み製品の 15%を占めた。
このうち、27製品で安全基準を最大 82倍超過するフタル酸エステル系可塑剤の含有が検出され、5製品で安全基準を最大 270倍超過する鉛の含有が検出され、6製品で、発ガン性物質の一種「カドミウム」の含有量が法定基準の最大 3026倍を超えていることが検出された。
報告書によると、対象となった上記商品はすべて中国の越境 ECで販売されている商品で、平均販売価格は 3,468ウォン(約 400円)で、正式な手続きなしで直接購入できる海外通販商品だという。輸入申告書のカテゴリーには、靴、文具、おもちゃ、指輪やブレスレットなどのアクセサリーが含まれる。
税関当局は、海外製品の品質や安全性は正規輸入品に比べてはるかに劣っていると述べた。昨年、税関は正規に輸入された子供向け製品 75品目を検査し、過剰なレベルの有害物質が見つかったのは 1品だけだった。
韓国の聯合ニュースは、上記の調査結果は仁川税関が分析可能なフタル酸エステル類や重金属などの有害物質のみを対象としていると報じた。