スイスで、学生たちの麻疹(はしか)の大量感染により大学が閉鎖

 

閉鎖された大学は、ホスピタリティ・マネジメントスクール(ホテル経営の人物を育成する学校)で、古い歴史を持つ学校だそうです。そういう学校だと、コロナワクチン接種率も高そうで、免疫低下が関係している可能性もありそうです。

今、世界中で麻疹が流行し始めていて、麻疹ワクチン接種キャンペーンを行っている国などもありますが、どうなんでしょうね。なお、日本の場合、麻疹ワクチンは生ワクチン(病原体の病原性を弱めたもの)です。


スイスではしかが流行:学校が閉鎖。正確な感染者数は不明

hindustantimes.com 2024/02/09

Measles outbreak in Switzerland: A school shut, cases unknown

スイスのホスピタリティ・マネジメント学校である EHL ホスピタリティ・ビジネスは、学生の間で麻疹の感染が報告された後、ローザンヌのキャンパスを閉鎖した。同校はウェブサイトに掲載した声明で「ローザンヌのキャンパスを 2月3日から 2月18日まで閉鎖せざるを得なくなった」と述べた。

学校は 2月19日に再開すると声明で発表したが、麻疹に感染した学生の数は明らかにしなかった。

感染した学生たちは現在隔離され、治療を受けながら回復しているという。地元メディアの報道によると、1月以降、学生 6人が麻疹に感染し、他の約 20人にも症状が出ているという。

「私たちには感染拡大の可能性を抑えるためにあらゆる措置を講じる責任があり、慎重に検討した結果、キャンパスを閉鎖することがこれを実現する最善の方法だと考えました」と EHL グループの責任者マルクス・ヴェンツィン氏は述べた。

さらに、キャンパス内のすべての学生、職員、教師の(はしかの)ワクチン接種状況がチェックされる。

同校は「必要に応じてワクチン接種を受け、今後数日間、特にリスクのある人々との社会的交流を制限する」と述べた。

麻疹は伝染性の高いウイルス感染症で、感染者が咳やくしゃみをしたときの飛沫を介して感染する。症状には、発熱、咳、鼻水、または鼻や喉の炎症、その後の発疹が含まれます。麻疹はワクチンを 2回接種することで予防できる。