アメリカの空港で「ミイラ化したサル」を不法輸入しようとした人物が取り押さえられる

 

よくわからない案件ですが、感染症的な意味では物騒にも見えます。


米国税関・国境警備局の検査犬ががミイラ化したサルの遺体の不法輸入を嗅ぎつける

米国税関・国境警備局 2024/02/09

CBP K9 Sniffs Out the Illegal Import of Mummified Monkey Remains

1月8日、米国税関国境警備局(CBP)は、死んだ脱水状態のサル 4頭をローガン空港経由で米国に不法輸入しようとした個人を取り押さえた。この人物はコンゴ民主共和国への訪問後、米国に帰国中だった。

外国便がローガン空港に到着すると、CBP の検査犬たちが手荷物の事前検査を行う。パリ発デルタ航空 225 便の検査中、検査犬のバディが特定の荷物について警告を発した。


ミイラ化したサルを検知した検査犬バディ。

バッグの中味について質問したところ、乗客は干物が入っていると供述した。荷物の X線検査を行ったところ、確かに干物が入っているようだった。しかし、警察官の中味の検査の結果、ミイラ化した 4頭のサルの死骸を確認した。

アフリカを含む世界の一部地域の野生動物の生肉、または最小限の加工が施された肉は、「ブッシュミート」と呼ばれる。ブッシュミートはコウモリ、サル、オオネズミ、アンテロープなどのさまざまな野生動物に由来しており、伝染病のリスクを引き起こす可能性があるため、これらの種類の肉は米国への入国が許可されていない。

国境警備局はただちに霊長類の物質に対する規制当局であるアメリカ疾病管理センター(CDC)に連絡した。 CDCはブッシュミートが入った荷物を押収し、デルタ航空に対して破棄するかフランスに返還するよう要請した。 4キログラムのブッシュミートはCDCのために拘留され、廃棄のマークが付けられた。

「ブッシュミートを米国に持ち込むことによってもたらされる潜在的な危険は現実のものです」と CBP ボストン地域港湾ディレクターのフリオ・カラビア氏は述べた。

「ブッシュミートには、エボラウイルスなどの病気を引き起こす可能性のある細菌が含まれている可能性があります。 CBPの検査犬部隊と農業専門家たちの働きは、この潜在的な危険が米国に侵入するのを防ぐ上で極めて重要でした」と彼は付け加えた。