[「先天梅毒」の子ども 過去最多に]というNHKの報道

 

米国やカナダでもムチャクチャ増えているんで、原因は同じ要因による「免役の低下」の問題でしょう。以下の記事にあります。世界全体で増えているはずです。

(参考記事)カナダで「梅毒に感染して生まれる赤ちゃん」が急増し、4年間で1200%増に。米ミシシッピ州では900%増加。増加の原因は、ほぼ確定的ですが…
地球の記録 2023年3月16日


「先天梅毒」の子ども 過去最多に 10月4日時点で32人

NHK 2023/11/10

梅毒に感染した妊婦から胎児に母子感染する「先天梅毒」と診断された子どもの数は先月4日の時点で32人と、現在の形で統計を取り始めてから最も多くなっていることが国立感染症研究所のまとめで分かりました。

梅毒は主に性的な接触で広がる細菌性の感染症で、治療せずに放置すると深刻な症状を引き起こすことがあるほか、感染した妊婦から胎児に母子感染すると「先天梅毒」といって、死産につながったり、皮膚の異常や難聴といった症状が出たりするおそれがあります。

国立感染症研究所が発表したことし第3四半期までのまとめによりますと、先月4日までに先天梅毒と診断された子どもの数は全国で32人でした。

これは現在の形で統計を取り始めてから最も多かった2019年1年間での23人をすでに上回り、これまでで最も多くなっています。

梅毒の感染者数はここ数年増加が続き、ことしも先月29日の時点で1万2434人と、これまでで最も多かった去年の同じ時期を上回るペースとなっていることから、梅毒に詳しい日本大学医学部の川名敬主任教授は、先天梅毒の子どもの報告も今後、さらに増える可能性があると指摘しています。

川名主任教授は「過去に感染したものの、気付かないまま治療を受けずに妊娠すると、先天梅毒につながるリスクがより高く、そのような人が年々増えていると思われる。妊婦健診で気付いて治療しても先天梅毒になる可能性があり、妊娠前に治療することが大切だ。梅毒を疑う症状やリスクのある性行為があった場合は、男女ともに検査を受けてほしい」と話しています。