アフガニスタン政府が新しい中国大使を熱狂的に迎え入れる

 


中国、新大使の派遣でタリバンを完全な孤立から脱却させる

zerohedge.com 2023/09/14

China Brings Taliban Out Of Total Isolation In Sending New Ambassador


中国の新駐アフガニスタン大使、チャオ・シェン氏がタリバン首相モハマド・ハサン・アクフンド氏と握手。

アフガニスタンのタリバン政府は、共産主義中国のわずかな援助を得て、世界の舞台で各国の孤立から抜け出そうとしている。

2021年8月にタリバンが政権を掌握して以来初めて、カブール政府はアフガニスタンに新しい中国大使を迎えた。

13日、タリバンは全力を尽くして趙勝大使を歓迎するために大々的にファンファーレを作り出したようで、AP通信は 、同大使の「車が警察の車列に護送され、大統領官邸の並木道を走り抜けた」と報じた。

彼は「制服を着た軍隊に出迎えられ、政権トップのモハマド・ハッサン・アクーン氏やアミール・カーン・ムッタキ外務大臣を含むタリバンの高官らと面会した」と報じられた。

「タリバン占領以来、駐カブール大使にこれほど贅沢な儀礼が与えられたのは初めてだ」と報告は述べている。

米国を含む世界の大多数の国はタリバン支配を正式に認めていないが、中国は依然としてアフガニスタンに外交使節団を維持している数少ない国の一つだ。

世界第 2位の経済大国である中国は、一帯一路関連のインフラ工事の可能性も考慮し、特に商業や投資の面でアフガニスタンとの関係改善を望むと表明している。しかし、治安とテロ攻撃がこの国を悩ませていることに変わりはない。

タリバンの報道官ザビフラ・ムジャヒド氏は、「責任ある統治」について世界に向けて新たな前向きな顔を見せようとして、次のように述べた。

「これは他国に対し、前に出てイスラム首長国と交流するよう求めるシグナルでもある。私たちは良好な相互作用の結果として良好な関係を確立すべきであり、良好な関係があれば、目の前にある、あるいは将来起こるすべての問題を解決することができる」

ある CNN の見出しは、タリバンが少なくとも 1兆ドル(約150兆円)相当のレアアース鉱物を蓄えていると指摘したが、治安環境が悪化する中で長期的にこれを回収するのは全く別の話だ。

中国は、そのような将来のプロジェクトに必要な技術やインフラを提供できる立場にある可能性がある。