クリミアに飲料水を供給するウクライナの運河がダム決壊で干上がる

 


クリミアに飲料水を供給するウクライナの運河がダム決壊で干上がる

sott.net 2023/06/11

Ukrainian canal supplying drinking water to Crimea drying up after dam blast

大規模なダム決壊が発生したウクライナ南部ヘルソン地域に住む約 70万人が、緊急に飲料水へのアクセスを必要としていると国連が発表した。

西側情報当局者たちは、ダム決壊後のカホフカ貯水池の水位が記録的な低水準となり、占領下のクリミアに真水を供給する運河が干上がったと述べた。

この警告は、2014年にクレムリンが併合したクリミア奪回を目指し、ウクライナ軍が反撃を強めている中で発せられた。

国連事務次長(人道問題担当)とその緊急救援コーディネーターは、ダムの崩壊が「異常な」人道危機を引き起こし、数千人が家を追われ、重要なインフラが破壊されたと述べた。 同氏は米メディアのインタビューで、「 70万人に適切な飲料水が不足するという、差し迫った大きな問題がある」と語った。

グリフィス氏は、水系伝染病が蔓延し、洪水により戦争に端を発した世界的な穀物不足がさらに悪化すると予想していると語った。

「実のところ、これはこの行為の結果が見え始めたばかりだ」と彼は語った。 ウクライナはダムを破壊したとしてロシアを非難したが、ロシアはこれを否定している。

クリミアはその水の多くを貯水池から 250マイルのソ連が建設した運河に依存しているため、カホフカ貯水池の水不足もクリミアに打撃を与える可能性がある。

クリミアの親ロシア当局は、水は今も運河を流れており、この地域には豊富な埋蔵量があるが、英国国防省は、貯水池の水位が現在、運河に水を注ぐ入口の水位を下回っていると発表している。