ハワイ最大の国際空港がトコジラミの大量発生で一部が閉鎖

 

トコジラミは、日本では南京虫とも呼ばれるものです。空港で大量発生は珍しいですね。


ハワイのホノルル空港にトコジラミが侵入、ゲート閉鎖を急ぐ

SF Gate 2023/06/02

Bedbugs invade Hawaii’s Honolulu airport, prompt gate closures

ハワイ運輸局は侵入したトコジラミを処理するためにいくつかの空港ゲートを閉鎖している

オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港は、小さいながらも強力な敵であるトコジラミと戦っている。

5月29日、ハワイ運輸省は第2ターミナルで未確認の虫の報告を受けたと広報担当者は声明で語った。ハワイ運輸省はスタッフを派遣し、そのエリアを清掃し、「虫を引き寄せたと思われる物品を除去」させた。

翌日、サウスウエスト航空のマネージャーがさらに多くの未確認の虫を発見し、サンプルを収集し、ハワイ運輸省に連絡した。

運輸省はそれらをトコジラミと特定した。

ハワイ運輸省スタッフは、カーペットの高温洗浄や無毒スプレーの適用など、エリアを再度徹底的に清掃し、ゲート E5、E6、E7 を閉鎖した。虫の再発を防ぐために追加の清掃を行うため、今後 3週間にわたって断続的に閉鎖を続ける。

ハワイ運輸省は、「ベストプラクティスに従い、今夜、影響を受けた 3つのゲートを閉鎖し、害虫駆除会社が予防防除措置を講じる予定です」と語った。

環境保護庁によると、トコジラミは体中に赤いミミズ腫れを残すことで知られる害虫だ。

この種は主に夜行性だが、お腹が空けば日中も外に出ることがある。これらの虫は通常、マットレスやその他の隙間のある素材に隠れており、ホテル、さらには学校でも発見されている。

「専門家たちは、米国でのトコジラミの最近の増加は、旅行の増加、蔓延防止に関する知識の欠如、殺虫剤に対するトコジラミの耐性の増加、効果のない害虫駆除の実施による可能性があると考えている」と環境保護庁のウェブサイトには記載されている

ハワイ運輸省の声明によると、ダニエル・K・イノウエ国際空港は通行量の多い空港で、毎日 7万3000人の乗客が世界中のさまざまな場所から到着するという。