ロシアで医学的理由以外の性別適合手術が禁止へ
TASS通信 2023/05/30
Gender affirmation surgeries for non-medical reasons to be banned in Russia
ロシアで、先天性異常の治療以外の理由による性別適合手術を禁止する法案が提出された。
これらより、ロシア国民の健康保護に関する法律に、第一次性徴や第二次性徴を変えるための手術など、「性別の入れ替えを目的とした医療介入」を禁止する条項が追加された。
子供の出生異常の治療に対する医療介入は、「連邦政府が運営する公衆衛生機関の医療委員会の決定に基づいて」のみ可能となる。
法案によると、そのような機関のリストとそのような決定を下す手順は政府によって承認される予定だ。
それとは別に、この法案は医療機関が発行した性別肯定証明書に基づいて公文書局が文書を訂正したり変更したりすることを禁止している。
関連する改正が民事法に関する法律に加えられる予定だ。
現在の法律では、公記録局は性別適合の診断書に基づいて個人文書を変更することができるが、今後は禁止となる。
この法案は、ロシア国家院(下院)のヴャチェスラフ・ヴォロディン議長と5つの派閥の指導者たちによって発案された。
4月の議員評議会の会合で、ヴォロディン氏は議員に対し、ジェンダー肯定の問題に関連する問題に対処するための提案を提出するよう求めた。
コンスタンチン・チュイチェンコ法務大臣はタス通信に対し、パスポートやその他の書類における性別変更の禁止は、家族の価値観を国内法に明記するための第一歩となるだろうと語った。