(※)もう十数年前ですかね。私は、東京のいわゆるタレントスクールで、「小さな子ども相手の演技指導」というのを、短期間ですが、頼まれてやっていたことがあります。
担当したのは、小学校 1年生から 3年生までのクラスで、このスクール自体が「習い事」のわけですけれど、何かの時に、子どもたちに、
「他の習い事をしている人は?」
と聞いたら、30人くらいの子どもたち全員が手を上げました。
さらに、「週に何回、習い事をしている?」と聞き、週に2日、週に3日…と聞いていったところ、
「週に 7日習い事をしている人」
というところで、2人くらいだったか手を上げました。「週に……7日?」と愕然としましたが、そのうちの 1人の男の子に、
「どの習い事が一番楽しい?」
ときくと、「そんなのあるわけないじゃん」と答えていました。
「それにしても、それじゃ遊ぶヒマないじゃん」ときくと、「習い事にはお母さんの車で行くから、車の中でゲームやってる」と仏頂面で答えていました。
この週に 7日はともかくとして、ほとんどの子どもたちが、週に2つや3つの習い事をしているのでした。
「これはもうバカ親たちによる虐待だな」と思いまして、そして、そんなところに私自身がいるのもイヤになり、翌週、そのスクールを辞めました。
こういう子たちの特徴は、自主的に何かに興味を持つことを放棄している感があり、「これをしなさい」ということに対しては的確におこなう能力があるのですが、「好きにやってみて」というと何もできなくなります。
つまり、自由時間を子どもから奪って、習い事ばかりさせていると、自主性が剥奪された子どもに育つというだけの結果となると思われます。
私自身は、習い事とかしたことがないですし、うちの子どもにも一切させたことはないですが、習い事などに時間をとられるくらいなら、何もせず、ボーッとしていたほうがましだと思います。
川崎希さん、子どもの習い事代は「2人で月100万円」英語、中国語、プログラミング、キックボクシング……
マイナビ子育て 2023/04/18
元AKB48で実業家の川崎希さんとタレントのアレクサンダーさん夫妻がバラエティ番組に出演し、子どもに関するお金の使い方について明かしました。
川崎希さんとアレクサンダーさんは、5歳の長男と2歳の長女の子育て中。SNSで子どもたちとお出かけした様子などを毎日アップしています。
そんな夫妻が、15日放送の『川島明の芸能界(秘)通信簿』(フジテレビ系)に出演。子どもたちに関するお金の使い方がハンパではないことが明かされました。
たとえば誕生日のお祝いひとつとっても、子どもを喜ばせるためにお金を惜しみません。長男の4歳の誕生日のときには、1つ4~5万円のケーキを4個用意。川崎さんは「次どうしようかなって毎年考えて。誕生日のことばっかり考えている。やっぱりバージョン上げたい」と、かなり力を入れているようです。
しかも誕生日などの特別な日以外にもプレゼントを毎日のようにあげており、自宅には「プレゼントを10個ぐらい常にストック」。子どもがママやパパへのハグなど「いいこと」をしてくれたら、常にプレゼントが出てくる状態だそう。
家族旅行も頻繁で、「いつでもディズニーランド行くし、いつでもUSJも行く」といい、チケットもVIP向けの「25万円ぐらいかかるチケット」だというから次元が違います。
子どもたちは英語、中国語、プログラミング、キックボクシングなどさまざまな習い事をしており、習い事代だけでも「2人で月100万円ぐらい」かけているとも明かしました。
そんなファミリーの価値観に、スタジオでは驚きの声が続出。三児を子育て中の矢沢心さん・魔裟斗さん夫妻は、「(しょっちゅうプレゼントをあげるなどしていたら)モノの価値観わからない子に育ってますよ」「僕は基本的には形に残らないことをしてあげたい。思い出とか経験とか、学びとか」「愛情があっても、自分たちで稼いだお金でやろうっていう学びができなくなる」と指摘しました。
一方でアレクさんは「お金をかけなかったからといって、いい子になるわけではない」と考えているといい、子どもたちに使うお金は惜しまない方針のようです。