「二十代ソング」カテゴリーアーカイブ

二十代によく聴いていた曲(8) ジム・フィータス – Clothes Hoist (1984年)

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

Foetus – Clothes Hoist (1984)

21歳くらいの頃、知り合いの年上の人にやたらと音楽に詳しい人がいまして、ロックからジャズから前衛音楽から何からいろんなものを知っている。

その人の部屋に行ったときに、「最近こういうの買って」と聴かせてもらったのが、このジム・フィータスというオーストラリアの音楽家のアルバムで、日本語 Wikiepdia にもあります通り、アルバムごとに、いろいろな名称で発表していた人ですが、ジム・フィータスで統一しますけれど、この曲はそのアルバムの最初の曲です。バンドというより一人ユニットですかね。

これだけ聴くと、まるでハードコアみたいですが、なんだかいろいろな曲調のものが入っているアルバムで、「不思議な音楽家ですねえ」とか言いながら、それを借りて、ずいぶん聴きました。その後のも、それなりに聴きました。

ある意味で「芸術の衝動」だけで創作をしていたような感じもあります。

今はどうやら純粋に芸術家としてやっているみたいですけれど、オーストラリアにも変わった人は多いと知った次第でした(このコーナーでご紹介した SPK もオーストラリアの人)。

ずいぶん後の曲として、「 Don’t Hide It Provide It (隠すな。提供しろ)」なんてのも好きでした。

攻撃的な曲に萌える 20代前半でした。




二十代によく聴いていた曲(7) スティーヴ・ライヒ – イッツ・ゴナ・レイン (1964年)

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

Steve Reich – It’s Gonna Rain (1965)

東京に早稲田大学という学校があって、私はそこの学生ではなかったのですが、20代の初めに、その大学の現代音楽サークルに出入りしていた時期がありました。

現代音楽サークルとはいっても、クラシックの現代音楽を聴いている人など、ほぼいなくて、みんな好きな音楽を聴いているだけの集まりでしたが、そこで知り合った人物…名前の記憶は曖昧ですが、ヤマザキくんとかなんとかそんな感じの人が、

「オカさあ、スティーブ・ライヒとか好き?」

とかきいてくるんですね。

「好きもクソも、そんなの知らんよ」
「ええぇ? スティーブ・ライヒ知らないのおぉぉ?」

とか音楽権威的な上から目線で言ってきてですね。

スティーブ・ライヒというのは、当時すでにミニマル・ミュージックといわれるジャンルの大御所で(Wikipedia)、ともかく、ヤマザキくんにいくつか聴かせてもらいまして、そして、このスティーブ・ライヒが最初に発表した作品が、このイッツ・ゴナ・レイン (It’s Gonna Rain)だったんですね。

「これ、テープかなんかのコラージュ?」
「コラージュじゃない」

ということで、ともかく、「不思議な音楽のジャンルがあるもんだなあ」と感心して、それ以来、この曲はともかくとしても、二十代にはスティーブ・ライヒさんの曲はよく聴きました。

その後の、ライヒさんの美しい曲の数々は、おおむね YouTube にあります。

しかし、美しい曲より、このイッツ・ゴナ・レインに私は心を打たれまして。

この曲は、Wikipedia 的には、

> 同じ言葉を吹き込んだ二つのテープを同時に再生し、次第に生じてくるフェーズ(位相)のずれにヒントを得て、『イッツ・ゴナ・レイン』(1965年)などの初期の作品を発表。

とのことでした。

まあ、十代の中盤から二十代の中盤は、次々といろいろな音楽を知ることができた貴重な時期でした。

以下がイッツ・ゴナ・レインです。

先日、うちの奥さまと話をしていた時に、「スティーブ・ライヒで一番好きなのは何?」と奥さまにきくと、「イッツ・ゴナ・レインかな?」と述べていましたので、似たもの同士なのかもしれません。

普通に考えれば変な曲なんですけれど、妙に落ち着く。




二十代によく聴いていた曲(6) ZELDA – 真っ暗闇 – ある日の光景(1982年)

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

ZELDA – 真っ暗闇 – ある日の光景(1982年)

この ZELDA というのは、十代の終わりくらいでしたか、メジャーからのアルバムデビューの直前に、全国をツアーで回っていたんですよね。

それで、中学時代からの友人だったコバヤシくんから連絡があり、「ゼルダってのが美唄でライブやるらしい」と。

美唄(びばい)なんていったら、今では存在しているのかどうかもわからない北海道の小さな町ですが、高校生当時の私は、その美唄でバンドの練習をしていたので、なじみのある町でした。「なんで札幌じゃなく美唄?」とは思いましたが、コバヤシくんとライブに行って。19歳くらいの時ですかね。コバヤシくんとライブに行ったのは、それが最後でした。

ライブ会場はライブハウスではなく(そもそも北海道の田舎にライブハウスなんてなかった)、ただの喫茶店で、しかも結構な数の人たちが押し寄せて(全員男)、大混雑となったのですが、なんと私は「最前列」の、しかも、ボーカルのサヨコさんから数十センチくらいの距離で。

みなさんおきれいな方で圧倒されましたが、ライブを見て、「レコードが出たら絶対に買おう」と買った次第で、そのアルバムに入っていたのがこの曲です。ライブでも演奏したはずですが、よく憶えていないです。

このアルバムには何曲か好きなものがあって、二十代になっても繰り返し聴いていました。この歌の歌詞はボーカルのサヨコさんの歌詞だと思いますが、当時、彼女は高校生だったと思います。「詩人じゃなあ」と思いました。

後に歌詞を載せておきます。

真っ暗闇 – ある日の光景 / 歌詞

真っ黒 真っ暗闇 壁に塗り込められた痛み
破壊の時は近づき 床に這いつくばって 窓の外見てる私たち
空から落ちてくる雨 矢のように心を射貫き 体を透かして濡れていく

街は真っ暗
世界が止まらない ぐるぐる回ってる

真っ白 光溢れる天使が舞い降りてくる夜明け
最後の地上は 光と闇の結合 預言の鐘が鳴り響く
そうして 狭まれた空間に頭を押しやって 自らの息の根を止めてしまう

街は真っ白
世界が止まらない ぐるぐる回ってる




二十代によく聴いていた曲(5) 少年ナイフ – オウムのポリネシア

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

少年ナイフ – オウムのポリネシア (1983年)

東京に出てきた年くらいでしたかね。偶然この曲がラジオ(なんとラジオ)でかかったんですよね。それで、レコードを探して、それから、19歳か 20歳の私は毎日のように、この曲を膝を抱えながら聴いていましたね。

東京には出てきたものの、「これからどうする?」とか全然わからない。大学というようなものに入ってはみたものの、もうほとんど行っていなくて、どう考えても除籍か中退で、どうすっかなあ…とかの時期に、こういう穏やかなロックは嬉しかったです。

その後、少年ナイフは世界的に著名なバンドになりましたけれど(実際、日本語版 Wikipeida より、英語版 Wikipedia のほうが文章量がずっと多いです)まあ、そんなことはどうでもよく、荒れそうな私の心を諫めてくれた曲でした。

同時期のウォッチング・ガールというロックンロール曲も大好きでした。

おおむね 40年前ですね。




二十代によく聴いていた曲(4) ドイチュ=アメリカニシェ・フロイントシャフト (DAF) – Liebe auf den Ersten Blick

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

Deutsch Amerikanische Freundschaft – Liebe auf den Ersten Blick (1981年)

通称 DAF は、1970年代後半から活動していたドイツの音楽ユニットで、「二十代によく聴いていた曲」とありますけれど、実際は、十代の終わりに、これが誰か知らないまま DAF のアルバムを初めてレコード屋でジャケット買いしたのです。

そのレコードの 1曲目に入っていたのがこの曲です。

DAF のアルバムはその後もずいぶんと手にしまして、二十代を通して聴いていました。この曲だけですと、シンセポップバンドのようにきこえるかもしれないですけれど、あくまで前衛パンクバンドです。このひとつ前のアルバムの曲などでは、それが強く示されています。

この曲のタイトル Liebe auf den Ersten Blick は、日本語にすると「一目惚れ」で、「こんな人たちに、こんな感じで一目惚れされたらイヤだろうなあ」とか思っていたものでした。

日本語版 Wikipedia を読んで初めて知ったのですが、歌をうたっているほうの人(ガビ・デルガド=ロペスさん)って、2020年に亡くなっているんですね。まだ 61歳だった模様。知らなかった。




二十代によく聴いていた曲(3) – フライング・リザーズ – Lovers & Other Strangers

 

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

Flying Lizards – Lovers & Other Strangers (1981)

フライング・リザーズは、高校生の頃だったか、ラジオでの坂本龍一さんの番組があって、それで知ったんですよ。当時の坂本龍一さんは尖っていて、「イエスなんて聴くならフライング・リザーズを聴け」みたいなことを言っていて。

それでレコードを探しに(北海道の田舎なので大変)行って見つけたのですが、そこで見つけたのは、この曲の入っているアルバムではなく、英国のヒットチャートに入った「マネー」なんかが入ったのでした。

その後もこまめにフライング・リザーズのアルバムが出るたびに買い続けていました。この Lovers & Other Strangers というのは、2枚目のアルバムの冒頭の曲でしたかねえ。大変気に入りまして、20歳くらいの時に、この曲を聴いて、朝を迎えるという日々がありました。

しかし、YouTube で検索して初めて知ったのですが、まさかプロモビデオがあるとは。

ちなみに、フライング・リザーズはバンドではなく、このビデオでいえば、段ボールみたいなものをドラムのように叩いている男性の一人ユニットだったと認識しています。

今聴いても、曲はとてもいいですね。20代の初めの頃、毎日聴いていました。




二十代によく聴いていた曲(2) ライバッハ – Life is Life

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

Laibach – Life is Life (1987年)

23、24歳の頃、私の友人に、いろいろなレコードを私のもとに持ってくる人がいました。まるで変なドラッグや、エッチな出版物を持ってくる感じで「こんなのあったよ」と嬉々として持ってくるんです。その中のひとつが、このライバッハでした。

まあ、衝撃を受けたこと受けたこと。「どこの気狂い?」と、その友人に訊くと、「ユーゴスラビア」とのこと。 Wikipedia 的には以下のようなものです。

> ライバッハは、1980年にユーゴスラビア(現スロベニア)の旧炭鉱町トルボヴリェで結成された実験音楽バンド。

その後、なんだかんだと、1990年代までのアルバムに関しては全部聴きました。