私も、唐揚げとかコロッケとか…あるいは、小麦関係全部ですが、もう 6、7年、少なくとも外では食べていません。ちなみに揚げ物は、自宅で作る分には、米粉や片栗粉などで代用できるので、家で食べることはあります。
なお、報道には、「小麦アレルギーは、成人のおよそ0.2パーセントが発症している…」とありますが、いわゆるグルテン不耐症を含めると、
> 日本人には小麦などのグルテンが合わず、約7~8割の日本人がグルテン不耐症(過敏症)の可能性があると言われています。
という記事もあり、そこそこにはいると思われます。
「唐揚げ弁当」が1250円と高額でも全国から客が… 小麦を使わないグルテンフリーの弁当店
テレビ愛知 2024/10/15
唐揚げ弁当 1250円。
名古屋市にある「みちのり弁当」が注目を集めています。わずか5.5坪の調理場で作られる弁当は、県外から訪れる客や大量買いする客も多いです。
特にグルテンフリーの食材を使用している点が人気の秘訣。小麦アレルギーに悩む人々にとって、安心して食べられるだけでなく、普通の弁当と変わらないおいしさが評価されています。
小麦アレルギー対応の「みちのり弁当」
「みちのり弁当」は、すべての弁当がグルテンフリーで作られています。ザクザクした食感の揚げたてジューシーな「唐揚げ弁当」や、あおさが入った「あおさちくわ弁当」など、どれも彩りも華やかでおいしそう。
米粉を使った揚げ物や、小麦を含まない調味料を使用しているため、小麦アレルギーの人でも安心して食べられます。
店主の岡村さんも小麦アレルギーに悩んだ1人
小麦アレルギーは、成人のおよそ0.2パーセントが発症しているといわれています。重度の場合は、小麦が入った食材を摂取すると、最悪の場合死に至ることも。
店主の岡村菜穂子さん自身も小麦アレルギーに悩まされていました。8年前に突然発症し、重度のアレルギーで生活が一変しました。しょうゆに含まれる小麦でさえも救急車を呼ぶほどの症状が出ることがありました。
「世の中になかなかないので。小麦アレルギーの人が食べられるものが。同じ境遇にいる人に、食べ物の選択ができるようになればいいなと思って」と岡村さん。
少しでも小麦アレルギーに悩まされている人たちの助けになりたいとの思いから生まれたのが、「みちのり弁当」だったのです。
健康志向やSNSで広がる人気
徹底したのは、麦類の排除とおいしさです。店で販売する弁当の揚げ物などには小麦粉ではなく米粉を使い、しょうゆや酢、マヨネーズなどの調味料も小麦の入っていないものを使っています。それでも普通の弁当と変わらないおいしさを目指しました。
「みちのり弁当」は小麦アレルギーの人だけでなく、健康を気遣う人々やSNSを通じて遠方から訪れる人々にも人気があります。
体に良いとされるグルテンフリーの食事を試してみたいという人も多く、実際に3ヶ月間試して体の変化を楽しみにしているという声もあります。
常連客の1人の伊藤さんは、岡村さんが小麦アレルギーで悩んでいたときに、SNS を通じて知り合いました。
常連客の伊藤さん:
「大人になってから小麦アレルギーになったので、食べたいというか、食べられるものだけを見て選んで、1個あれば十分。食事に誘われても行けないですね。食べ歩きできるものが、かき氷とか。揚げ物とか練り物は全然食べられない」
「コロッケは何年ぶりですかってぐらい。こうだったっていうのがよみがえってきて、泣きそうになるぐらい。サックサクでめちゃくちゃおいしいです」
岡村さんの1番の願いは、伊藤さんのように小麦アレルギーに悩む人たちとその家族が一緒に食事を楽しみ、笑顔が広がること。
みちのり弁当 店主 岡村さん:
「自分がアレルギーになってわかったことなんですけど、自分がうれしいと家族もうれしくて笑顔になります。そうやって笑顔が広がっていくといいな。うちのお弁当が、そのきっかけになるといいなと思っています」