アラブ首長国連邦とサウジアラビアで過去数十年で最大の豪雨と洪水が続く

 


アラブ首長国連邦、サウジの雷雨:専門家がこの雨天の背後にある理由を説明

alarabiya.net/ 2022/08/03

UAE, Saudi thunderstorms: Experts explain the reason behind the GCC’s wet weather

アラブ首長国連邦では過去数十年で最も多い雨量を記録し、洪水との戦いを強いられたが、隣接するサウジアラビアでも集中豪雨と雷雨が報告された。気象の専門家が、この夏の大洪水の背後にある理由を説明した。

アラブ首長国連邦・国立気象センターのアーメド・ハビブ氏は、この地域は熱帯収束帯の季節変化として 8月の降水量増加に備える必要があると警告した。北半球と南半球の貿易風が合流する赤道近くの地域であることが、異常な夏の気候の背後にある。

ハビブ氏はまた、これはインドのモンスーンと相まって、モンスーンの雨を生み出す低気圧システムを北にシフトさせたと述べた。

「UAE、そしてオマーンとサウジアラビアの地域で私たちが現在経験していることは、インドのモンスーン低気圧と呼ばれ、海の上を東に湿った天候パターンを運び、上層大気に低圧システムをもたらし、対流雲は最終的に東部の山々を越えてUAEに移動し、雨をもたらします」とハビブ氏は語った。

現在の天候パターンの変化は正常なことだが、ハビブ氏は、この夏は、それが特に顕著であると述べた。

「私は国立気象センターで 20年間働いていますが、これほどの量の雨を見たことがありません」と彼は言う。

アラブ首長国連邦の国立気象センターは、7月には UAE で約 30年ぶりの雨天を記録したと語った。