ちなみに、以下は、7歳から 12歳のフィンランドの ADHD (注意欠陥・多動症)治療薬の使用量の推移です。
(参考記事)精神医学は周り巡って、結局何世紀も前の悪しき状態に戻ってしまったことを知る
In Deep 2025年6月10日
フィンランドで抗うつ薬とADHD治療薬が急増
nyadagbladet.se 2025/06/11
Snabb ökning av antidepressiva och adhd-medicin i Finland
フィンランドでは、過去 10年間で、他の北欧諸国と比較して抗うつ薬の使用が急増している。また、小児に対する ADHD 治療薬の処方も大幅に増加している。
フィンランド社会保険庁の調査によると、18~ 29歳の女性の 5人に 1人が抗うつ薬を使用している。同年齢の男性では 8%で、2014年の 2倍の数値となっている。
「研究によると、気分や不安の症状は、特に若い女性の間でより一般的になってきている。また、医療現場で記録された若い女性の診察データには、うつ状態、不安障害、睡眠障害の診断も増えている」と、フィンランド社会保険庁の上級研究員であるミイカ・ヴオリ氏はプレスリリースで述べている。
さらに、フィンランド国内では子どもの ADHD 治療薬の使用も増加している。
昨年、7~ 12歳の男子の 11%と女子の 4%が ADHD 治療薬を服用した。 (コメント / つまり、男の子の 10人に1人が成分的な覚醒剤を処方されているということです)
スウェーデンとフィンランドの 5~ 9歳の男子を比較すると、フィンランドでは昨年 ADHD 治療薬を服用した男子の割合は 6%であったのに対し、スウェーデンではわずか 2%強だった。
また、フィンランドでは過去 10年間で、若者の抗うつ薬の使用が他の北欧諸国よりも急速に増加している。