バチカンが12年前にインドで起きた「イエスの顔が聖体に出現した現象」を奇跡として認める





バチカンは10年にわたる調査を経て、インドでの聖体奇跡を認めた

catholicvote.org 2025/05/12

Vatican recognizes Eucharistic miracle in India after decade of investigation

バチカンは、インドのタラセリー大司教区で行われたミサの最中に聖体の上にキリストの顔が奇跡的に現れたことを、事件発生から 12年後に確認した。

Cニュースライブは 5月10日、2013年の奇跡の現場であるヴィラカンノール教会で、マール・ジョセフ・パンプラニ大司教が、バチカンがこの出来事を奇跡として正式に認定したと発表したと報じた。

2013年11月15日、トーマス・パティカル神父がミサを奉献していた際、聖体奉献の際に聖体の上にキリストの顔が現れた。その後、聖体は観察と保管のために大司教区に送られた。

2018年9月から2020年1月にかけて、大司教区は聖体を公の崇拝のためにヴィラッカヌール教会に返送した。

この出来事を調査したシロ・マラバル教会神学委員会は、聖体奇跡を裏付ける強力な神学的根拠を発見した。

2020年1月、聖体はケララ州カクカナードにあるシロ・マラバル教会本部に運ばれ、当時の教皇大使ジャンバティスタ・ディクアトロ大司教に贈呈された。

パンプラニ大司教は会衆に対し、聖座は奇跡が聖体の真の現存への信仰を深めると判断し、信者が聖体を敬うのと同じ方法で奇跡の聖体を敬うことを許可したと語った。

大司教は、真の存在の現実性はカトリック信仰の教義であり、奇跡的な出現に依存するものではないと付け加えた。

公式宣言は 5月31日にヴィラカンノール教会で行われ、インドにおける教皇レオ14世の代表である教皇大使レオポルド・ジレッリ大司教がミサを司式する予定。