中国、関税戦争で米国に「譲歩」する国々に警告
france24.com 2025/04/21
Beijing warns nations of ‘appeasing’ US in tariff war
中国は月曜日、自国を犠牲にして米国と貿易協定を結ぶ国々を批判し、米国に「譲歩」する国々への対抗措置を警告した。世界の関税は10%である一方、中国は最大145%の関税に直面している。貿易戦争が激化する中、中国は米国製品に125%の関税を課すことで報復している。
中国は 4月21日、自国を犠牲にして米国と貿易協定を結んでいる国々を激しく非難し、激しい関税戦争で米国を「懐柔」する国々に対しては対抗措置を取ると約束した。
世界の他の国々が一律 10%の関税を課されている一方、中国は多くの製品に最大 145%の関税を課される可能性がある。中国はこれに対し、米国製品に 125%の関税を課すことで対抗している。
現在、多くの国が米国と関税引き下げの交渉を行っており、これは米国経済の最大のライバルである中国に対する米国の全面貿易戦争と並行している。
しかし、中国は 21日、自国の利益を損なうような米国との合意を求めないよう各国に警告した。
「譲歩政策では平和は生まれず、妥協は尊重されない」と北京商務省報道官は声明で述べた。
そのようなアプローチは「最終的には双方にとって失敗となり、他者に害を及ぼすことになる」と警告した。
「中国はいかなる当事者も中国の利益を犠牲にして合意に達することに断固反対する」と報道官は述べた。
「もしそのような事態が発生した場合、中国はそれを決して受け入れず、断固として対抗措置を取るだろう」と付け加えた。
中国は、米国の「一方的行動と保護主義」を激しく非難し 、国際秩序が「弱肉強食」に逆戻りするのではないかと警告した。
そして、「強者が弱者を食い物にすれば、すべての国が被害者になる」と述べた。