ウクライナがロシア空軍基地に対して過去最大のドローン攻撃





ロシア空軍基地で大爆発、同地域で過去最大のドローン攻撃

zerohedge.com 2025/03/21

Huge Blast Rocks Russian Airbase In Largest Ever Drone Attack On Region

3月20日、ロシア南部サラトフ地域は、ウクライナからの戦争中で最大のドローン攻撃を受け、エンゲルス2飛行場が再び直撃を受けた。

核兵器搭載可能な戦略爆撃機 Tu-95 と Tu-160 を配備していることで知られるこの基地は、2022年に戦争が始まって以来、何度も攻撃の標的となっている。

新たな攻撃の写真には、空を照らす大きな火の玉が写っている。

「エンゲルス飛行場の火災により、近くの農業協同組合の住民は安全上の理由から避難している」とサラトフ州知事ロマン・ブサルギン氏は発表した。

ブサルギン氏はさらに、これは戦争が始まって以来サラトフ地域に対する「史上最大」のドローン攻撃だと述べた。ロシアの他の地域も攻撃を受けた。

ロシア国防省は、軍が一晩でウクライナの 6つの地域とクリミア半島で計 132機のドローンを迎撃し、サラトフ上空だけで 54機を撃墜したと発表した

この夜間の攻撃は、ゼレンスキー大統領とトランプ大統領が水曜日に電話会談し、ウクライナの指導者が部分的な停戦に前向きであると述べた直後に発生した。

しかし、この時点では双方とも相手が時間稼ぎをしていると非難しているとして、ニューヨークタイムズは以下のように報じた。

ゼレンスキー氏は、クレムリンの提案のいくつかは軍事的優位とトランプ氏からのより良い取引を引き出すための時間稼ぎ戦術であるとしている。同氏は木曜朝、ロシアの攻撃が止まっていないと指摘し、同様のことを示唆した。

「毎日毎晩、100機ものドローンやミサイル攻撃が止まらない」と彼は テレグラムに書いた。「こうした攻撃のたびに、ロシアは平和に対する真の姿勢を世界に示すのだ」

エンゲルスの被害については、州知事は攻撃で住宅 30軒が被害を受けたと述べた。基地と町はモスクワの南東約500マイルに位置している。被害は甚大で、弾薬庫が攻撃されたとみられる

「攻撃の映像には、基地から巨大な煙が上がり、激しい炎が上がっている様子が映っている」とニューズウィーク誌は説明している。

「他の映像では、爆発で家屋が全壊し、 屋根がはがれて、通りの向こう側に吹き飛ばされている様子が映っている」