(前記事)停戦中にも関わらず、イスラエルがガザに大規模攻撃、確認死者数326人。大部分が子ども
BDW 2025年3月18日
イスラエルの最近の空爆により、過去1年間で「1日当たりの」子供の死者数が最大となったとユニセフ事務局長
MEM 2025/03/18
国連児童基金(ユニセフ)事務局長は 3月18日、イスラエルによるガザ地区への致命的な空爆を非難した。
この空爆により「過去1年間で1日あたりの児童死亡者数が最多」となった。
ユニセフ事務局長のキャサリン・ラッセル氏は声明で以下のように述べた。
「今日のウクライナの攻撃を受けてガザ地区から出てきた報告や画像は、恐ろしさを通り越しています。伝えられるところによると、130人以上の子どもを含む数百人が殺害され、これは過去 1年間で 1日あたりの子どもの死者数としては最多です」
ラッセル氏は、攻撃は人命を奪うだけではないということを強調し、すでに弱い立場にある人々の苦しみを増大させていると述べた。
「伝えられるところによると、攻撃の一部は、眠っている子どもや家族がいる仮設避難所を襲いました。ガザには安全な場所などないということを改めて思い起こさせる痛ましい出来事です」と彼女は語った。
彼女はガザの悲惨な人道的状況に触れ、イスラエルの援助封鎖を振り返った。
「人道的援助を運ぶ最後のトラックがガザに入ってから 16日が経ちました。さらに、主要な淡水化プラントへの電力供給が停止され、飲料水の量が大幅に減少しました」
「今日、15か月以上の戦争に耐えてきたガザの 100万人の子どもたちは、再び恐怖と死の世界に放り込まれました。攻撃と暴力は今すぐに止めなければなりません」
ユニセフ事務局長は、即時の戦闘停止を求め、「すべての当事者に停戦を即時再開するよう促し、影響力を持つ国々には、状況がこれ以上悪化しないよう影響力を行使するよう求めます」と述べた。
「国際人道法はすべての当事者によって尊重されなければならず、人道支援の即時提供、民間人の保護、そしてすべての人質の解放が認められなければなりません」と彼女は述べた。