コーヒーの国際先物価格が1977年以来の最高水準に迫る

過去10年間のコーヒー先物価格の推移

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アラビカコーヒー先物は上昇を続け、1ポンド当たり 3.10ドルに近づき、1977年3月以来の高値水準に迫った。

これはブラジルの収穫見通しの悪さが要因だ。最近は雨が降ったものの、それ以前の乾燥した天候が長期的な被害をもたらし、4月以降の平均以下の降雨量が重要な開花期のコーヒーの木に影響を与え、ブラジルの 2025/26年度のアラビカコーヒーの収穫見通しを低下させた。

一方、アメリカ農務省対外農業局は最近、ブラジルの 2024/25年度のコーヒー生産量を 6,640万トンと予測したが、これは同局の前回予測の 6,990万トンを下回る。米国農務省対外農業局はまた、2024/25年度末の 6月時点でのブラジルのコーヒー在庫を 120万袋と推定しており、前年度比 26%減となっている。

さらに、ICAFEコーヒー協会の推定によると、コスタリカでは大雨が国家非常事態を引き起こし、同国の年間コーヒー収穫量の約 15%が破壊された。 tradingeconomics.com