イラン中央銀行が大規模なサイバー攻撃により機能不全に陥ったとサウジアラビア系のメディアが報じる





大規模なサイバー攻撃によりイラン中央銀行が機能不全に陥る:報道

zerohedge.com 2024/08/15

Massive Cyberattack Cripples Central Bank Of Iran: Report

サウジアラビア系のイラン・インターナショナルは、 イラン中央銀行が大規模なサイバー攻撃を受け、イラン全土の銀行システムに重大な混乱が生じていると報じている。

同メディアは、この攻撃の影響は広範囲に及ぶと述べ、イスラエルとの地域的緊張が高まる中での今回の攻撃は、イランの国家インフラに対するこれまでで最大のサイバー攻撃の一つとなる可能性があると示唆している。

8月14日早朝、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師は、非正規戦争の脅威について同国に警告し、「米国、英国、シオニストが敵の能力を誇張するのは、国民の間に恐怖を広めるためだ。敵の力は公表されているほど強くはない。我々は自らに頼らなければならない」と述べた。

同氏はさらに、「敵の目的は心理戦を広め、われわれを政治的、経済的に後退させ、目的を達成することだ」と述べた。

この大規模なサイバー攻撃はイスラエル諜報機関の仕業なのだろうか? しかし、イランでは多くの人がそう信じているだろう。

8月14日にイスラエルのメディアでも取り上げられたイランの銀行を狙った、この大規模なサイバー攻撃の報道については、イラン当局は公式な確認を行っておらず、イランの国営メディアも今のところ沈黙を守っている。

イスラエルは以前からイランの核開発計画をサイバー攻撃で狙っていることで知られており、過去には主要施設の運営を麻痺させることに成功した例もあると報じられている。

ハニヤ氏の殺害から 2週間が経過したが、イスラエルの指導者たちは依然としてイランからの何らかの大規模な報復の可能性に備えている。

今回のサイバー攻撃でイランの中央銀行が機能不全に陥ったというのが真実であった場合、そして、その背後にイスラエルがいるとすれば、これはイランがついに報復の引き金を引くきっかけとなるかもしれない。