サウジアラビアのメッカ大巡礼での死者が900人を超える

 

2015年に、この大巡礼で「圧死」により 717人の死者が出たのですが、それを上回っています。





サウジアラビアで行方不明者の捜索が続く、大巡礼の死者数は900人超に

FRANCE24 2024/06/19

Relatives search for missing in Saudi Arabia as hajj death toll tops 900

酷暑の中で行われた毎年恒例の大巡礼(ハッジ)の儀式での死者数が900人を超える中、友人や家族らは水曜日、行方不明のハッジ巡礼者の捜索に当たった。

イスラム教の聖地メッカで気温が 51.8℃に達したことを受けて、犠牲者が増加し続けている。

今年はサウジアラビアの灼熱の夏に行われた数日間にわたる、主に屋外での巡礼に、世界中から約 180万人が参加した。その多くは高齢者や病弱者だった。

アラブの外交官は AFP に対し、エジプト人だけでも死者が前日の 300人以上から「少なくとも 600人」に急増しており、その大半は容赦ない暑さによるものだと語った。

AFP が各国から発表された数字を集計したところによると、この数字により、これまでに報告された死者数は合計 922人となった。

フェイスブックやその他のソーシャルメディアネットワークには、行方不明者の写真や情報を求める声が殺到している。

エジプトのほか、ヨルダン、インドネシア、イラン、セネガル、チュニジア、イラクのクルディスタン自治区でも死亡が確認されているが、多くの場合、当局は死因を特定していない。

サウジアラビアは死者に関する情報は公表していないが、6月16日だけで「熱中症」の症例が 2,700件以上報告されている。