オーストラリア最大の銀行が「現金や小切手を完全に廃止」し、デジタル取引のみに





マッコーリー銀行の全支店が「デジタルのみ」への移行でキャッシュレス化

7news.com.au 2024/05/03

All Macquarie Bank branches go cashless in shift to ‘digital only’

オーストラリアの大手銀行マッコーリーでは、「完全デジタル」決済への移行に伴い、顧客たちは今月、支店からの現金と小切手の引き出しと預け入れが停止される。

マッコーリー銀行は昨年、顧客の銀行習慣の変化を理由に、顧客に対する現金と小切手による支払いを今年から段階的に廃止すると発表していた。

5月20日以降、マッコーリー銀行の顧客はマッコーリーのオフィスで店頭サービスにアクセスしたり、新しい小切手帳を注文したりできなくなる。

11月1日以降、顧客は個人小切手の振り出しや預け入れ、銀行小切手のリクエストや預け入れ、超寄付や小切手による支払いができなくなる。

マッコーリーは、デジタルバンキングは「安全、迅速、そしてより便利な」取引方法だと述べた。

なお、顧客は引き続き、ATM で現金を引き出すことはできる。

他のオーストラリアの大手銀行もデジタル重視の銀行業務に移行している。

ANZ、コモンウェルス銀行、NABはすでに小切手の段階的廃止を開始している。バンクウェストは 10月までに西オーストラリア州の 45支店を閉鎖する準備を進めており、今年デジタル銀行への移行を進めている。