フーシ派による商船への攻撃による始めての死者の発生が報告される

 


イエメン近郊でフーシ派によるとみられる商船攻撃で2人死亡、6人が負傷、米当局発表

CBC 2024/03/06

2 dead, 6 injured after suspected Houthi attack on commercial ship near Yemen, U.S. officials say

このバルバドス船籍の船への襲撃は、ガザ戦争が始まって以来初めての死者が発生したフーシ派による船への攻撃だ。

3月6日、アデン湾でイエメンの反政府勢力であるフーシ派による商船へのミサイル攻撃により、乗組員 2人が死亡した。

生存者たちは船を放棄せざるを得なくなり、当局は、イスラエル戦争をめぐる同組織による攻撃作戦において初の死者の発生となったと発表した。

バルバドス船籍のばら積み貨物船「トゥルー・コンフィデンス号」への攻撃により、アジアと中東からヨーロッパを結ぶ重要な海路での紛争がさらに激化し、世界の輸送が混乱した。

イランの支援を受けるフーシ派は 11月から攻撃を開始しており、米国は 1月に空爆作戦を開始したが、これまでのところ反政府勢力の攻撃を止めていない。

6日のトゥルー・コンフィデンス号への攻撃は、イエメン軍を名乗る人物が無線で呼びかけた後に発生したと当局者は述べた。フーシ派は攻撃開始以来、紅海とアデン湾で無線で船舶を呼び寄せており、アナリストたちは反政府勢力が船舶の拿捕を狙っているのではないかと疑っている。

米当局者2人は、匿名を条件に、対艦弾道ミサイル攻撃により乗組員2人が死亡、6人が負傷したと述べた。この船の被害の全容は依然として不明だが、乗組員は船を放棄し、救命ボートを配備した。

なぜフーシ派がトゥルー・コンフィデンスを狙ったのかは不明だが、この船は、以前はオークツリー・キャピタル・マネジメントというロサンゼルスに本拠を置くファンドが所有していた。オークツリー社はコメントを控えた。