イギリスで12~15歳へのワクチン接種が近く開始へ

 

英政府 12~15歳へのワクチン接種を近く開始へ

TBS NEWS 2021/09/14

イギリス政府は、独立委員会が推奨しないとしていた12歳から15歳への新型コロナワクチンの接種を 近く始めると明らかにしました。

イギリスのイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドのそれぞれの主席医務官は13日、焦点となっていた12歳から15歳への新型コロナワクチン接種について感染を減少させ、学校教育の中断を減らせる可能性があるとして政府に対し、ファイザー製のワクチンをまずは1回接種することを推奨しました。これを受け、イングランドでは来週から受付が開始されることになりました。

イギリス政府にワクチンや予防接種について提言する独立委員会は今月3日、この年代の子どもへの接種について、

▼重症化リスクが低いこと、
▼極めてまれではあるものの心筋炎を発症するリスクがあること、

などから、現段階では基本的に推奨しないとの答申をまとめていましたが、同時に各自治政府の主任医務官に対しさらなる検討を促していました。

なお2回目の接種については、国際的にデータが蓄積されるまで待つ必要があるとし、少なくとも来年の春までは行わないよう推奨しています。

子どもへの接種をめぐっては、アメリカやイスラエルのほかヨーロッパの一部でも行われていて、イギリスでも接種を求める声が高まっていました。

一方、地元メディアは、イギリス政府が14日、50歳以上への、いわゆるブースター接種計画を発表する予定だと伝えています。