「新型コロナでもインフルエンザでもない発熱患者で病院があふれている」という報道

 

37℃台で病院に行ってどうする…。こんな状況を生み出しているのは人々のこの安易な病院信仰のせいだと思います。

しかも、なんかもう、記事に出てくる発言全体がブレインデッドで…(苦笑)。

(参考記事) 子どもがみんな解熱剤でやられてしまう
In Deep 2022年8月27日


医師も驚き「異例の事態」 都が初の警報“なぞの熱”患者急増…のどの痛みや目の充血も

テレ朝 news 2023/10/19

例年、10月中旬は感染症の患者は減っていましたが、病院では今、新型コロナでも、インフルエンザでもない発熱患者であふれているといいます。何が起きているのでしょうか。

19日午前9時半、東京都内にある『いとう王子神谷内科外科クリニック』では、開院から10分も経たずに、午前の予約はいっぱいになりました。院内の待合室は、発熱を訴える患者が途切れることはありません。

伊藤博道院長:「今、風邪をひいている人のなかで、インフルエンザでもコロナでもなく“不明な高熱”という人がいて、のどの痛みやせきや目…という人もいるんですけど」

4日前に発熱したという20代の男性。のどの痛みなどに加え、目の充血がありました。

伊藤博道院長:「コロナの抗原検査=陰性。アデノウイルス=陽性。症状の3兆候もそろっている。熱とのどの痛みと目の充血。『咽頭結膜熱』ですね」

咽頭結膜熱は“プール熱”とも呼ばれ、子どもに多くみられる感染症です。“急増する発熱”の一因とみられています。原因となるアデノウイルスは感染力が非常に強く、アルコール消毒も有効ではないとされています。

伊藤博道院長:「インフルエンザの患者は結構多いが、それ以外の患者が多い。(これまでと)だいぶ変わった。しかも大人の方もいますし、非常に異例の事態」

プール熱はこれまで、プールが開かれる時期に感染者が増えていましたが、今年は違います。東京都では、統計を始めた1999年以降、最悪の状況。初となる『プール熱の流行警報』が出されました。大阪や福岡、宮城なども、流行レベルに達したとして注意を促しています。

ただ、生活を守るためには“正しく恐れる”ことが必要です。神奈川・相模原市にある『協栄スイミングクラブ相模原』では、対策を徹底。感染者を出していないといいます。授業中でも行われる水質のチェック。水に入る前後にはしっかりシャワー。身体を拭くタオルは、他の子との接触を避けるため、個別に袋に入れられています。

小学6年生:「(Q.何でこんな対策している)タオルからウイルスがうつらないように」

感染症に対する子どもたちの意識も高いようです。医師によりますと、しっかりと衛生管理されていれば、プールの水を介して感染することは通常なく、タオルの接触を避けるなどの対策は家庭でも効果的だといいます。

伊藤博道院長:「大きな感染。これはコロナの影響もありますし、異常気象で季節がずれ込んだと。これによって遅い時期に、異例のプール熱流行が起きている。何か忘れている感染症が、またタケノコのように出てきて、時期外れの感染の波が起こることは、しばらくの間、数カ月、1年先も含めてあるかも」