[仏教「慈愛の瞑想」がうつ病患者の記憶の歪み改善に役立つ可能性]というフォーブスの報道

 

(※) この「慈愛の瞑想」の言葉の全文は以下の記事に載せています。

[記事] 前回記事[瞑想]についての補足 : 訳語の訂正と「慈悲の瞑想の言葉」について
In Deep 2015年11月21日


仏教「慈愛の瞑想」がうつ病患者の記憶の歪み改善に役立つ可能性

Forbes Japan 2023/07/09

うつ病の症状は、単に「悲しい気分がする」だけにとどまらない。うつ病になると、認知プロセスも正常に機能しなくなる。

こうした認知プロセスの1つに「自伝的記憶(自分の個人的な体験についての記憶)の想起」がある。この形態の記憶は、人が人として機能するためには不可欠なもので、自己概念、感情の抑制、問題解決といった機能を確立させる役割を持つ。

英国の2人の研究者は、2023年6月28日付で「PLOS One」に掲載された論文において、うつ病患者が自身の経験に関する特定の記憶を思い出す上で「慈愛の瞑想(loving-kindness meditation)」が役立つ可能性があると報告している。

英セント・アンドリューズ大学のアマンダ・レイサンとバーバラ・ドリッチェルは、論文でこう述べている。「慈愛の瞑想は、無条件の慈しみという感情を、自身および他の人に向けることを実践するものだ。自身を深く慈しむよう促すことで、自己不一致(理想と現実の自己のずれ)が、自伝的記憶の想起に与える影響を抑えることができる。

これは、これらの判断に関連づけられたネガティブな影響、さらに、それが自伝的記憶の想起に与える影響を緩和することによって可能になる」

 

この後は、こちらのオリジナル記事からご覧下さい。