韓国のインフルエンザ流行が過去5年で最多に

 


韓国、インフルエンザ疑い患者5年ぶり最多…コロナと「ツインデミック」憂慮

中央日報 2022/09/13

インフルエンザの流行が尋常でない。新型コロナ発生から約2年間落ち着いていたインフルエンザの発生が49歳以下で流行基準値を超えた。一部の専門家はこの秋に新型コロナとインフルエンザが同時に流行する、いわゆる「ツインデミック」がくるかもしれないと憂慮している。

疾病管理庁の第36週(8月28日-9月3日)の「感染病標本監視週間消息誌」によると、インフルエンザが疑われる症状を見せる患者の比率は外来患者1000人あたり4.7人と集計された。過去5年間の同じ時期に比べて最も多い。疾病管理庁は「38度以上の突然の発熱と共に咳または咽喉痛がみられる場合」インフルエンザ疑い患者に分類する。

第36週基準でインフルエンザ疑似患者は2018年が4.0人、19年が3.4人で、新型コロナが始まった20年と21年はそれぞれ1.7人、1.0人だった。

新型コロナの拡大以降、マスク着用など防疫措置の強化で特にインフルエンザの流行はなかった。しかし5週前から3.3人(第32週)→3.7人(第33週)→4.2人(第34週)→4.3人(第35週)→4.7人(第36週)と増えている。今年は社会的距離が解除され、インフルエンザが再流行するという分析が出ている。

49歳以下の場合、すでに同期間に流行基準値(4.9人)を超えた。第36週基準で1-6歳が6.3人、7-12歳が5.9人、13-18歳が8.5人、19-49歳が5.2人と、低年齢層で感染が広がっている。

鄭ギ碩国家感染病危機対応諮問委員長は「過去2年間、インフルエンザが少なかったため、全般的に免疫がない状況だ」と話した。「特に子どもは一度感染して免疫が生じるが、その間、インフルエンザ菌に露出しなかったため、少しでもインフルエンザ菌が広がれば症状がひどくなることも考えられる」とした。

「ツインデミック」の可能性が高まると、中央防疫対策本部のイム・スギョン状況総括団長は6日、「インフルエンザ予防接種を含む対応計画を立てて近く発表する」と明らかにした。

高麗大九老病院の金宇柱感染内科教授は「社会的距離が解除されていて、アデノ、ライノ、RSVなどのいくつかのウイルスが増加している」とし「こうしたウイルスに対してこの数年間は免疫が成熟している状況ではないため、ツインデミックを超えるマルチデミックがくることも考えられる」と憂慮した。

インフルエンザと新型コロナは症状(高熱、咽喉痛、頭痛など)が似ているため、初期の診断で区別するのが容易ではない。金宇柱教授は「インフルエンザはタミフル、新型コロナはパクスロビドなどを使ってこそ重症や死亡を予防できるため、病院はこの2種類を正確に検査して診断する必要がある」と強調した。

鄭ギ碩委員長は「わが国の肺炎患者の10%は複合感染を持って入院する」と述べた。

続いて「特にインフルエンザへの対応は経験も多く、数十年間にわたり治療体系もよく整っている」とし「同時に感染すること自体に不安を感じるより、いかなる症状でも疑わしい症状があれば近くの病院・医院に行ってインフルエンザ、新型コロナ迅速抗原検査を受けて治療すればよい」と話した。

ウクライナ第2の都市ハリコフが完全な停電に

 


ロシアが主要なインフラストラクチャを攻撃したため、ウクライナで2番目に大きい都市は完全な暗闇に陥った

zerohedge.com 2022/09/12

Ukraine’s 2nd Largest City Plunged Into Total Darkness As Russia Strikes Key Infrastructure

ウクライナで 2番目に大きな都市であり、ロシア国境に最も近い最大の人口密集地であるハリコフは、大規模な発電所を含む重要なインフラサイトに対するロシアによる攻撃である疑いの中で、9月11日の夜に完全な暗闇に陥った。

「ウクライナの第 2の都市ハリコフの中心部は、日曜日の夜、停電により暗闇に陥った」と、 ロイター通信は大規模な停電について確認した。さらに、一部の都市地区では水がなく、住民に深刻な危機をもたらしていると報告している。

「北東部の都市での停電の原因と範囲はすぐには明らかにならなかった。他の場所や地域での停電に関する未確認のソーシャルメディアの報告もある」と報告書は当初述べていた。

しかし、ウクライナ当局者は、市の運営に不可欠な民間の電気施設に対するロシアの攻撃が強化され、計画的であることを指摘している。彼らはこれを、ハリコフの北と東にある少なくとも40の町と村を取り戻した、現時点で大部分が成功しているウクライナ軍の反撃に対する罰と見なしている。

ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、破壊されたインフラの映像とともにソーシャルメディアに短い声明を投稿し、「民間の重要なインフラに対する意図的なミサイル攻撃」を非難した。

彼は、攻撃されたのは「軍事施設」ではないと強調した。「ハリコフとドネツク地域は遮断されました。ザポリジア、ドニプロペトロフスク、スミでは、電力供給に部分的な問題があります」と書いた。

コロナ融資の返済開始が本格化する中で倒産が次第に本格化

 

コロナ破たん業種別(負債1,000万円以上)

news.yahoo.co.jp


新型コロナ破たん 累計4,239件 12日は神明畜産(株)ほか関連2社の大型倒産が発生

東京商工リサーチ 2022/09/12

9月12日は16時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が7件判明、全国で累計4,029件(倒産3,882件、弁護士一任・準備中147件)となった。

2021年の年間件数は1,718件に達し、2020年の843件に比べて2倍に増加。2022年も8月までに19カ月連続で100件超えを記録したほか、前年同期比3割増の累計1,400件(前年同期比33.2%増)に達した。9月も12日時点で68件が判明し、高水準が続いている。

倒産集計の対象外となる負債1,000万円未満の小規模倒産は累計210件判明。この結果、負債1,000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計で4,239件に達した。

国内の企業数(358万9,333社、2016年総務省「経済センサス」)を基にした比率では、コロナ破たん率は0.118%で1,000社に1社が破たんした計算となる。都道府県別で最も比率が高いのは東京都の0.212%で唯一の0.2%台、一方最低は宮崎県の0.040%で、地域間での格差がみられる。

コロナ関連融資は、返済開始が本格化する時期に差し掛かってきた。だが、コロナ禍以前の水準にまで業績が回復せず、円安進行による資材高や物価高などの事業環境の悪化も重なり、返済原資を捻出できないケースが増加している。

過剰債務に陥った企業の息切れや脱落により、コロナ破たんは引き続き増勢をたどる可能性が高まっている。

英国の唐突なコロナ死の推移

 


ourworldindata.org

(※) おそらくですが、以下のギリシャ同様に週単位、あるいは数日ごとにまとめて、という報告にしたのかもしれません。似ています。それにしても、すごいグラフとなっていますね。

(記事) ギリシャの異様なコロナ感染数と死者数の急増は「日々の集計をやめて、週ごとの集計にした」ことによる模様 (2022/08/01)

アメリカのガンによる死亡の変動グラフ

 

(※) CDC の以下のデータをグラフ化したものだそうですが、私自身では検証していないですので、参考程度にということで。
data.cdc.gov
data.cdc.gov

米国のガン死のトレンドに対する変動

Ethical Skeptic

このツイートには以下のように書かれてあります。

> 今、国として取り組むべき一連の行動項目があります。

> これはとんでもない国家緊急事態です。

> 最初にすべきことは、古い専門家を解雇し、党がメディアに与えたガイダンスを覆すことです。

> メディアは、治療と緩和の選択肢が広められることを許可しなければなりません。

日本はどうなのでしょうか。

「隣の室温が19℃以上なら警察にお知らせ下さい」というスイスのポスターがSNSで話題沸騰

 

隣人がアパートを19℃以上に暖房していますか? お知らせください」と書かれてあるポスター。

zerohedge.com

(※) これは偽物だそうです。しかし、スイスの SNS で大きな話題になっているあたりが、スイスの現状を示しています。以下の記事をご参考下さい。

[記事] スイスの新エネルギー条例では、冬の室内温度を19℃以上にした場合、最大45万円の罰金と最大3年間の懲役に。エネルギー警察による戸別室温チェックも検討中
地球の記録 2022年9月9日


スイスのソーシャル メディアでは、「隣人を追い出してください」というエネルギー使用に関するポスターが騒がれている

zerohedge.com 2022/09/12

Swiss Social Media Abuzz Over ‘Rat Out Your Neighbor’ Energy Use Posters

スイスはこの冬、ガス使用量を削減するための抜本的な措置を講じている。これには、新しい規制に違反した市民に対する罰金と最大 3 年の禁固刑 が含まれる。スイスのソーシャル メディアでは、19℃以上の家を暖房している隣人を非難するよう市民に呼びかけるポスターの話題が広まっている。

スイスのメディアによると、現在、メッセージングサービスで出回っているポスターには、「隣人がアパートを19℃以上に暖房していますか? お知らせください」と書かれている。

ただし、これは偽物だ。

エネルギー省の役人であるシモーネ・フグ氏によると、連邦政府はこのポスターとは何の関係もないという。

「そのような連邦政府のポスターはありませんし、人々に報告するよう呼びかけることもありません」とフグ氏は述べ、政府は誰がデマを作成したかを調査していると付け加えた。

とはいえ、非常に多くの人々が投稿が本物であると信じていたという事実は、スイス政府がエネルギーを節約するための極端な措置を講じていることを考えると驚くことではない。

「故意」の違反者は懲役 3 年のリスクがあり、怠慢な違反者は 1 日あたり 30 フラン (4500円) から 3,000 フラン (45万円) の罰金と最大 180 日間の懲役に直面する。

上のポスターは偽物でも、エネルギー省の広報担当者はスイスのメディアに対し、「違反が(隣人等から)報告され、確認され、それが証明された場合」、違反者に対して措置を講じる可能性があると語っている。

不満を抱いた隣人や、少し熱心すぎる近所の自警団によって非難された場合の通報でのチェックは免れない。これらの場合、19℃を超え 20℃まで室内を温めた人は誰でも罰金となる可能性があるとメディアは伝えている。

「この方向で苦情が申し立てられた場合、警察は行動しなければなりません」とスイス警察の局長は付け加えた。

[「なんで否定してくるわけ?」 「いや」で話し始める人に衝撃の事実]という記事で知る衝撃の事実

 

(※) いや (← すでに使ってるし)、これ、私はもう全体的にこれなんですよ(北海道出身)。親しい人との会話で、「いや」と「いやいや」で始まるのがすごく多いんですが、これが方言的なもので、ダメな人にはダメだと初めて知りました。まあ、もはや訂正することは不可能なほど定着していますけれど。


「なんで否定してくるわけ?」 「いや」で話し始める人に衝撃の事実

withnews.jp 2022/09/12

「なんでいつも否定してくるわけ?」 突然、友人から指摘された〝口癖〟に、心から驚いたマンガが話題になっています。作者に制作の経緯を聞きました。さらに方言の専門家にインタビューすると、その口癖が発せられる「背景」も判明しました。

 

「あら」「えっと」ぐらいの音

話題になったのは、9月6日に漫画家さわぐちけいすけさん(@tricolorebicol1)がTwitterに投稿したマンガです。

「前々から気になってたんだけど…なんでいつも否定してくるわけ?」

友人からそう問われた主人公は驚きます。

「いやそうだっけ?」「それ!それのこと!なんで毎回否定すんの?」「否定してないよ!」

「いやぁいい天気ですね」「いや今日も頑張ったなぁ」

そんな風に「いや」を使う主人公。

「感嘆詞として使ってたの…?」と驚く友人に、主人公は「これ口癖みたいなものかも。プラスの意味もマイナスの意味もないもん」と受け止め方の違いにがくぜんとします。

東北出身の主人公は、友人から「方言みたいなものなのでは?」と問われて振り返ると、家族や友人たちが自然と「いや」と言っていたシーンが思い浮かびます。

「いや信じてくれ! 『あら』『えっと』的な音でしかないんだ!」

ツイートは瞬く間に拡散され、3.9万のいいねがついています(11日夜現在)。

「いやめっちゃ言うわこれ」「心当たりがありすぎて怖い」「否定ばっかりしやがってって言われた時、ほんとに違うのにって落ち込んでた」といった共感の声も寄せられています。

息継ぎと同じような感じで使う

作者のさわぐちさんは、友人たちとオンラインで会話していた時の体験をもとに創作したといいます。

会話があったのは投稿の2日前。「衝撃すぎたので、すぐマンガを描きました」と振り返ります。

岩手出身のさわぐちさん。「自分では『いや』と口にしていることを全く意識していなかったんです」と振り返ります。

山形に住む友人と違和感なくやりとしていたとき、それを聞いていた神奈川に住む友人のひとりから「なんで『いや』って言うの?」「文脈で否定していないことは分かるけど、『いや』を使っているということは、何か含みがあるの?」と尋ねられました。

「いや」に何らかの意味を持たせていなかったさわぐちさんと、山形在住の友人は、「否定の意味でとられてしまうことがあるのか!」と全力で驚いたといいます。

「方言かどうかも分からないんですが、たしかに振り返ると、東北でよく聞いていて、東京では聞いたことがなかったんですよね」と話します。

「『あのー』『えっと』と一緒で、息継ぎと同じような感じで使っているんです。ほかにも言ったことを強調したり、感情を込めたりするときに使っているかなと思います」

コミュニケーション考えるきっかけに

友人との会話をもとに、伝わりやすいように創作したマンガには「上司にこれですごく怒られたことがある」「『否定するな』が何のことか分からなくて口癖を直すようにした」といった反響も。

一方で、「話し相手と少しでも違う考えを持ちたいスタンスの人が、無意識につけてると思ってたけど、地域の話し言葉の慣習である可能性は考えてなかった」という受け止め側の反応もありました。

さわぐちさんは、仕事上の打ち合わせなどでは出づらく、気の抜けているタイミングで「いや」が出ることが多いそうです。

「気を許した関係だからこそ出てしまうのに、『この人、いっつも否定するよね』『機嫌が悪いのかな』って思われてたら悲しいですよね。これが方言かどうかは全く分からないのですが、『コミュニケーション』を考えるきっかけになればいいな、とマンガを投稿しました」

専門家に聞くと…大切な「一体感の維持」

「いや」は方言なのでしょうか? 東北大学方言研究センターの教授・小林隆さんに聞きました。

――東北で「いや」が使われることはあるのでしょうか。

感動詞のひとつですね。かつて感動詞(驚き方)の全国調査をしたことがあります。

そのデータで「イヤ」の出てきそうな調査項目をざっと見てみると、まず「イヤ」は全国で使用されますが、東日本、特に北関東から東北にかけてよく使われることが分かりました。

一方で、「イヤイヤ」のように「イヤ」を反復するのはほぼ東北に限られるようです。

特に東北地方は「感動詞」を使うことが多いんです。よく驚くんですよね。

――「よく驚く」とは、どういうことでしょうか。

農村型社会が基盤になっているところでは、お互いに驚き合う、感動し合うことで、コミュニケーションをとって一体感を維持することが大切なんです。

都会的になればなるほど、そういう現象が影を潜めていきます。

――「いや」が円滑なコミュニケーションになっているんですね。

たとえば、相手の言っていることに対して「いやーそうなんですか」と「いや」を使って感動してみるんですね。

「いや」だけではなくて、「いやいやいや」と重ねたり、「いやぁ」と伸ばしてみたり。

私自身は新潟出身なのですが、仙台の大学に来たら友人が「いやいやいや」とよく言うので、なんだか年寄りっぽいなぁと思っていたら、そういう理由でした(笑)

――なるほど(笑)。「いや」と話す側は、感動を伝えようとしているんですね。

それが、日常生活の具体例を調査すると、相手への受け答えとして出るだけではなく、語りかけるときに「いや」が出ることもあるんですよ。

荷物が重くて持ってもらいたいと頼むとき、「いやぁ重たくて重たくて。手伝ってもらえねぇべか」と自分の大変な状況をアピールするんです。

相手は「いや大変だべ」と答えたりします。「いやー重たくて、まいねじゃ(だめだ)」と会話が重なることもありますね。

――茨城生まれ・父が福島出身の筆者も、実は「いや」をけっこう使うんです。

先ほどの調査では、福島や北関東でも「いや」が多用されていたので、まさに当てはまりますね。

実は「いや」の背景には、感動を大切にする基盤があるんです。

東北は独特な感動詞が話されています。感情のひだを一音一音で表現していて、感情表現が豊かなんですよ。

朝ドラの「あまちゃん」で話題になった「じぇじぇじぇ」もそうですが、「ばばばばぁ」と驚く感動詞もあります。

しかも「ばぁ」と一音だけだったり「ばぁ~」と伸ばしたり、「ばばばばぁ」と重ねたり、変幻自在で、言葉本来のフレッシュな感覚をよく残しているんです。

これまで方言研究では「感動詞」はなかなかスポットライトが当たっていなかったのですが、ようやく研究されて分かってきたところでもあります。

コミュニケーションの違和感には、話し手の性格だけでなく、意外にも方言の地域差に由来するものがあることが分かって、すごく興味深いですね。

そういう視点を持っていただけると、不要なトラブルも減るのかなと思います。

何か反応が変だな、と思ったら

マンガを描いたさわぐちさんは「方言を変えてほしい、直した方がいいとは全く思ってないです。でも違う受け止め方をされてしまう可能性もあるんですよね」と苦笑します。

「あれ、最近仲良くなった友達の反応がなにか変だな……と思ったら、自分のマンガを見せて『こういうことです』とお知らせする粗品のように使ってもらえればうれしいです」と話しています。