[北海道のコロナ死者、第6波上回る 高齢者の持病悪化が要因か]という報道

 

(※) 記事の中に、

> 多くの高齢者は何かしらの持病があり、それが悪化して、死に至るケースが…

とありますが、「なぜ悪化したのか」というのが問題です。

[参考記事] ガン化していく世界 : ふたつの免疫抑制/免疫不全が発生するメカニズムを論文から知る
In Deep 2021年10月26日


北海道のコロナ死者、第6波上回る 高齢者の持病悪化が要因か

毎日新聞 2022/09/10

新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・5」などで感染が急拡大した「第7波」による8月の死者数は282人となり、「第6波」が押し寄せた2月の255人を上回った。

オミクロン株は重症化しにくいとされるが、高齢者施設や医療機関でクラスター(感染者集団)が多発したことが背景にあるとみられ、専門家は「高齢者は基礎疾患を抱える人が多く、新型コロナが直接の死因とせずに亡くなる人が多い」と分析する。

道の資料によると、2022年1月から続いた第6波の死亡報告は1月に27人だった。ところが、2月に255人と急増。3月も175人の死亡報告があった。

一方、第7波は7月中旬に新規感染者数が増え始め、過去最多の感染者を記録する日が8月中旬まで続いた。感染者の急増に伴い、死者数も増加。死亡報告は7月に43人だったものの、8月に282人となり、第6波のピークだった2月を上回った。死者の大半は60代以上の高齢者だった。

8月は、1日の死者数が2桁となる日が13日あった。一方、重症者が10人を超える日が1日もなかった。

死亡に至った経緯について、道は公表していないが、札幌医科大の横田伸一教授(微生物学)は「重症と診断される前に亡くなっている人が多い可能性がある。多くの高齢者は何かしらの持病があり、それが悪化して、死に至るケースが増えているのでないか」と推察する。

第7波の新規感染者を年代別で見ると、7月14日時点で、30代以下が64・3%に対して60代以上が12・6%だった。ただし、8月30日時点でみると、30代以下が54・0%に対して60代以上が18・9%と、高齢者が占める割合が高くなっている。

8月下旬以降、新規感染者は減少傾向にあるが、道は「高齢者は重症化しやすく、高齢者や基礎疾患のある人に会う場合は、基本的な感染防止行動を徹底してほしい」と呼びかける。