ヨーロッパの一部の光景が「真っ赤」に。原因はサハラ砂漠からの史上最大の砂嵐の侵入

 


ヨーロッパを覆ったサハラ砂漠からの砂嵐

spaceweather.com 2022/03/19

A SAHARA DUST STORM IN EUROPE

数億キログラムの砂漠の砂嵐がヨーロッパ中に渦巻いた。Jordi L. Coy氏は、3月15日にスペイン南部のシーンを撮影した。

「それは黙示録のように見えました」とCoy氏は言う。

「この大気現象は、記録保持が始まって以来、イベリア半島への最大の砂嵐の侵入として歴史に残るでしょう。画像では、密な砂の毛布の下にエルダの街があり、山の頂上に人がいます」

この砂のようなほこりはアフリカのサハラ砂漠から来ている。ヨーロッパの Copernicus Atmosphere Monitoring Service からの画像は、北ヨーロッパに拡散する前の3月15日にスペインを覆う大規模なプルームを示している。

サハラ氏砂漠からのダストのプルームは、毎年ヨーロッパ上空を漂う。しかし、研究者たちは今回のこの事象については「例外的」と呼んでいる。

イベリア半島では、非常に高濃度の粗い粒子状物質(PM10)が記録された。週末までに、ぼんやりとした空がイギリスとデンマークまで北に向かうと予想されている。